先月のことになりますが、本物の999号を見られるという情報を得て、県西北部に位置する筑西市を訪れました。
999号は松本零士氏の原作のSF漫画「銀河鉄道999」に出てくる宇宙を走る蒸気機関車のことで、主人公の少年・星野哲郎と謎の美女メーテルが999号に乗っていろいろな星々を旅するというストーリーで、当時放送されていたアニメは夢中で観ていた記憶がありました。
筑西市の中心部にある下館駅は水戸と栃木県小山市を結ぶJR水戸線と県内の下館と取手を結ぶ関東鉄道・常総線、そして下館から栃木県の茂木町までを結ぶ真岡鉄道の3路線が行き来する県西でも交通の要衝となっています。
真岡鉄道ではふだんから土日の週末にはSL列車の運行を実施していて、それを目的で乗車する親子連れなどで観光客誘致に一役かっているようです。
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今回は地元にあるしもだて美術館とのタイアップで、本物の999号を走らせるという企画が実現。
ホームでは車掌の衣装を着た松本氏による出発式が盛大に執り行われました。
実際に走るSLを間近で見たのは初めてでしたが、大きな汽笛を鳴らしてすごい迫力がありましたね。
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出発式を見届けた後、しもだて美術館へと足を運び、開催中の松本零士展を観賞しました。
松本氏の年表をこれまでの作品とともに振り返る内容でした。
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ここ、しもだて美術館は地域の交流センターの3階にあり、郷土にゆかりのある作家たちの展示を核としながらもこれまでいろいろな企画展を催してきています。
過去の開催記録を調べて注目したのは、タレントや役者として活躍している片岡鶴太郎氏や歌手の工藤静香さん、八代亜紀さん、猫写真家で有名な岩合光昭氏などの作品展などが行なわれていることでした。
建物の中にはカフェやショップなども併設してあり、近くにあったら足を運びたくなるような、そんな文化施設だと思いました。