『39歳 専業主婦 子なし』
この文字をここに投下するこの瞬間、まるでピラニアが密集する水槽に餌を落とすような気分である。画面の向こうに待ち構えているであろう「常識・非常識」の嗅覚がこの血のにおいを嗅ぎ付けて一斉に噛み付いてくるかもしれない。
― どうして働かない? ―
― どうして子どもがいない? ―
そもそも「オマエはダレだ?」などと問われることもなくこの先の日々も過ぎ去っていくのかもしれない。けれど、このままではヤバイ…。人身事故のニュースを目にする度にそこに飛び込んだのは未来の自分…あるいはパラレルワールドの自分なのかもしれないと思う。鬱。空虚。人から見てどうかではなく、私自身がこの不感な日々から脱出したい。
私が唯一、誇れることがあるとしたら“生き延びたこと”。その為にそれ以外のすべてを中途半端にして諦めたり棄てたり逃げたりしてきた。いつも死にたい頭の端でぼんやりと、「生きてさえいればいつか何者かになれるはずだろう…」などど、マッチ売りの少女のように小さな炎の向こうを夢見ていた。けれど、夢は夢である。何もしなければ何も起きずに日々も炎も消えていく。
来月で40歳になる。どうすればいいのかわからない。とにかく何かしなければいけない。30代を終える瞬間、何かをしている自分でいなければいけない。そこからを41歳になるまでの一年間、エッセイのように日々を綴った先に自分がどうなっているのか知りたい。未来に託すのではなく、過去から託された今を積み上げていく、そういう理由ではじめるブログです。
『クタバレ!専業主婦』という強烈なタイトルは、このまま何もしないで腐っていくだけの自分ならさっさとくたばってしまえ!という自分に対する喝と応援の意味を込めています。あくまでも自分の話なので、あしからず。
なにやらすべてがモヤっとした内容ですが、今日すべてを書いてしまったら今日すべてがここで終わってしまうので、まずは1日目。
海鷂魚
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます