・松毬魚Pinecone fish,Knight Fish まつかさうお
マツカサウオ科、体色が黄色く、体長10~15cm、水深10~50mの関西以南の海域で捕獲できる。よろいうお、いしがきうお、兵庫でしゃちほことも、英名はナイト(騎士)フィシュ、マーマー(鎧)フィシュArmor fish、パイナップルフィシュとも呼ぶ。
卵円形の硬骨魚で松毬状の堅いうろこでおおわれ腹鰭に長い棘を持ち、下あごの先に発光バクテリアが生息共生し発光機能がある。発光は餌となる小エビなどを引きつけるためとみられる。泳ぎは遅く日中は、サンゴ礁や岩間に隠れ暗がりでじっとしていることが多く夜間に行動する夜行性の魚として知られる。
鮮魚で市場に流通することはほとんどなく水族館でよく見かける。固い鱗・とげを取るのに手間がかかるが油のある白身で旨みのある魚らしく刺身、焼き魚、天ぷらとするがカマボコの原料にもする。
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