・ボジョレー・ヌーヴォーBeaujolais Nouveau ぼじょれー・ぬーヴぉー
フランスのボジョレーBeaujolais地区で、新しい(ヌーボーNouveau)というボジョレー・ヌーヴォーは、新酒(🍷ワイン)の解禁日として、2024年の解禁日は11月21日(第3木曜日)です。新酒の中で有名なのがボージョレ産のヌーヴォ(New:新酒)です。秋の収穫を祝って、近隣の大都市へ、やがてパリでも話題となり、飲まるようになり一般に多くの人々に知られるようになり流通していったのでした。
ボジョレー・ヌーヴォーはフランスワインの数ある中の1つであり、ボジョレーはフランス南東部に位置するかつてのブルゴーニュBourgogne地方の土地で、特にワインの産地として知られ各種のぶどう品種の産地です。 この地域の全体の80%以上がシャルドネChardonnayとピノ・ノワールPinot Noir主で、 ブルゴーニュBourgogne のぶどう畑では、ほかにガメイGamay・アリゴテAligotéなどを栽培しています。フランス革命(1789~1799年)以前は、ボジョレーは単独の州であったようです。
ブルゴーニュ地方は、1363年から1477年までブルゴーニュ公国としてあり、ボジョレーBeaujolais という地名は、かつてのこの地方の中心地であったブルゴーニュBeaujeuに由来し、ドイツ語でブルグント(Burgund)と呼ばれて「 ワインレッド - 濃い赤紫色」を意味する名称といいます。ボジョレー地区はローヌ県(南フランス)北部などの数箇所で生産しブルゴーニュワインの1種類です。
主に栽培生産する、ボジョレー地方は山のふもとで 夏には太陽を待ち望み、7月の後半から晴れることを期待しています。8月と9月が品質にとって重要な月となりますので、天候状況を見守っています。収穫は9月中旬ごろに始まりガメイ種は遅摘みにも対応可能で、不規則な夏にも適応しやすいといいます。そして収獲の時期を迎えるとボジョレー地区の人たちがぶどうの収穫を祝い、さらに今年のぶどうの出来をチェックの試飲用ワインだったと言われています。この地区では、昔からワイン造りの盛んな丘陵地で、ボージョレ・ヌーヴォはこの地方で秋の収穫を祝って行われる祭りで捧げられたのがはじまりと言われています。地元民の手軽な日常酒として1800年代頃から愛されてきました。
ボージョレ地区で栽培のブドウ品種はほぼ、ガメイGamay種です。この土地は花崗岩(かこうがん)の土壌で占められていることから育ちがよく、長い間のブドウ栽培の歴史をもつボージョレの人たちによって育まれてきたのです。ガメイのワインは果実味が豊かなので新鮮なうちに飲むのに適します。ボージョレ・ヌーボーといえば、ガメイ種の黒ブドウのみを使用して造られ果皮が薄く、渋味のもととなるタンニンが少ないフレッシュでフルーティーな味わいと香り、アルコール度数12%程度を特徴とし人気のひとつになっています。なので解禁後から1年以内に飲むことを奨励しています。
解禁日は、早出し競争による品質低下を防ぐため設けられ1937年には、原産地統制呼称としてボージョレが、1951年に11月の第3木曜日を解禁日にすることを決めています。この年以前は11月15日でしたが、この日が土日にあたるとワイン運搬業者休業日になることもあり、1985年より11月の第3木曜日に改定しています。
1974年からは特別委員会が設けられ、試飲によって基準を満たしているかを確かめてから承認するようになり、しっかりとした品質管理もしてきました。
ボジョレー・ヌーボーの日本上陸は1985年(昭和60年)でした。
ブルゴーニュBourgogne地方の土地は、特にワインの産地であり各種のぶどう品種の産地です。 この地域の全体の80%以上がシャルドネChardonnayとピノ・ノワールPinot Noirで、 ほかにガメイGamay・アリゴテAligotéなどを栽培しています。
🍷ワインの種類Types of winesには赤ワインに多い年代物ヴィンテージ ワインVintage wineとして価値のあるものとしています。熟成により香りや味わいが、異なってくるのです。
◇シャルドネChardonnay:ブルゴーニュ の白ワインの大部分がシャルドネ種で粘土石灰で育ちつ発酵、熟成させ、 アルコール度数9%程度です。平均的な風味で、土地の個性、作り手の個性を反映しやすいことが大きな特徴です。 気候や土壌、醸造法などによって味わいが多種多様に変化し、ワインの数だけバリエーションがあります。シャンパーニュの原料としても有名です。
白ブドウの三大品種と呼ばれるシャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、リースリングのひとつに数えられています。 このほかにも、世界中で栽培されているさまざまなブドウから白ワインは造られているのです。
◇ピノ・ノワールPinot Noir:赤ワインが造られ、10年、20年、30年以上と長期間熟成しています。世界最高峰のピノ・ノワールを栽培生産しています。Pinotはフランス語で「松ぼっくり」を意味し、Noirは「黒」で、ブドウの色を表します。房の大きさが小さく 松ぼっくりのようで、他種に比較して小さな房をつけます。
◇アリゴテAligot:白ワインが造られ、アリゴテ種は房は大振りで密生して実り、シャルドネより粒が大きく、酸味のある、やや軽めの辛口白ワインとしています。
◇ガメイGamay:ボジョレー・ヌーヴォーとして知られる赤ワインが造られています。
一般の赤ワイン100g中でエネルギー68kcal,水分88.7g,蛋白質0.2g,脂質Tr,炭水化物1.5g,灰分0.3g,ナトリウム2mg、カリウム110mg、カルシウム7mg、マグネシウム9mg、リン13mg、鉄0.4mg、亜鉛Trmg、銅0.02mg、マンガン0.15mg、ビタミンA:(0)μg、ビタミンD:(0)μg、ビタミンE:(0)mg、ビタミンK:(0)μg、ビタミンB1:0mg、ビタミンB2:0.01mg、ナイアシン0.1mg、ビタミンB6:0.03mg、ビタミンB12:0μg、葉酸0μg、パントテン酸0.07mg、ビタミンC0mg,,アルコール度数9.3を含みます。
一般の白ワイン100g中でエネルギー75kcal,水分88.6g,蛋白質0.1g,脂質Tr,炭水化物2.0g,灰分0.2g,ナトリウム3mg、カリウム60mg、カルシウム8mg、マグネシウム7mg、リン12mg、鉄0.3mg、亜鉛Trmg、銅0.01mg、マンガン0.09mg、ビタミンA:(0)μg、ビタミンD:(0)μg、ビタミンE:(0)mg、ビタミンK:(0)μg、ビタミンB1:0mg、ビタミンB2:0mg、ナイアシン0.1mg、ビタミンB6:0.02mg、ビタミンB12:0μg、葉酸0μg、パントテン酸0.07mg、ビタミンC0mg,アルコール度数9.1を含みます。
一般的な、ワインで、白ワインなら1~2年程度、赤ワインも2~3年程度のうちに、あまり長期間は寝かせずに飲むのがおすすめとか、 スパークリングワインでは、長く置き過ぎるとガスが抜けやすく1年以内に飲むのが、良いようです。
赤ワインは常温では保管に適した温度は13度程度です。嫌気的醸造でフルーティに、酸素とワインの関係で、それぞれに造り手の狙いがあるようです。
世界三大貴腐ワインとはフランスのソーテルヌ、ハンガリーのトカイ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼは、世界三大貴腐ワインと呼ばれています。
赤・白ワイン、どちらも食前・食後に飲まれる方が多いワインです。
秋の深まりと共に、夕げにワインを飲み交わすのもよい季節となりました。動脈硬化予防にもなるようですので、くれぐれも適度にということは常に心置きして夜長を、お楽しみください。
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