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健康的食生活のための情報を発信です。
1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[油角鮫]食生活について語ろう

2025年01月24日 | 美容ダイエット

・油角鮫Spiny dogfish あぶらつのざめ
ツノザメ科、北日本の太平洋側や日本海側において水深70~300 mに分布する。ツノザメ科の中でも細長い体形で、体色は灰色でときに青みを帯び、腹部に向かって体色は明るく主に魚類および頭足類(たこいか)を補食する。背びれに太いトゲがあることから、アブラツノザメと呼ばれる。
小型のサメで成熟は、雌では生後23年(全長約90cm)、雄では生後14年(全長約70cm)を要し産卵場は特定していないが卵胎生で2~5月に全長30 cm程度の稚魚を産む。最大で全長160~200cm、雌は60歳以上になるものもいる。かなり古い時代から漁獲していたが注目は、明治30年代末頃からで北海道、青森、秋田、石川県などで当初はマダラやオヒオヒョウなどを対象とした延縄(はえなわ)漁船の兼業としていた。
別名アブラザメともいい盛漁期は12月~6月で特に12月~2月に水揚げするものは、身が引き締まり旬とする。
油の比重の大きい(あぶら鮫、ひらがしら)でビタミンA(:皮膚の角化予防)が多く肝油となる。
他に刺身や煮物、照り焼き、から揚げ、フライ、煮こごりかまぼこ原料として利用する。
100g中切り身生でエネルギー159kcal、水分72.4g、タンパク質16.8g、脂質9.4g、ビタミンA210μgほどを含む。アブラツノザメ頭部軟骨の多糖蛋白質でプロテオグリカン(PG:Proteoglycan)に骨粗しょう症の予防効果があることが分かっている。ビタミンAを多く含み肝油や軟骨エキス等の栄養補助食品の原料ともしている。



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[フィセチン]食生活について語ろう

2025年01月23日 | 美容ダイエット

・フィセチンFisetin ふぃせちん
  ポリフェノール類のフラボノイド群に属する構造的に特徴のある化学物質であるフラボノール(ケルセチン・カテキンなど)の一種で化学式はオーストリアの化学者Josef Herzigによって1891年に初めて明らかにした。
 多くの野菜果物の植物に含まれており、黄色の色素剤として用いる。イチゴなど果物に多く含む抗酸化物質記憶力の増強、神経細胞死の保護作用が、老化防止認知症にも有効ともしている。
フィセチンは稀に小児白血病のリスクを増加させるとの疑いがある。

 

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[魔除け]食生活について語ろう

2025年01月22日 | 美容ダイエット
本日の「今日のひとこと」のテーマ:玄関に飾っている / 置いているものは? 
の問いに
玄関のシューズボックスの上に置いてある魔除けです。インドネシアからのお土産に頂いたものです。

何十年と私のお守りです。
ご覧いただき有難うございます。きっと今日一日も平穏な時間を過ごせることでしょう。
幸多き日々をお祈り申し上げます。

[上新粉]食生活について語ろう

2025年01月22日 | 美容ダイエット

・上新粉Flour rice じょうしんこ
  うるち米(普通の米)を精白し、よく洗い水きりし5、6時間乾かし引いて製粉したもの。十分乾燥させ目の細かい上等のものを上新粉、関西では上用粉といい、上新粉より上等のものを上用粉という。並新粉(なみしんこ)は、やや目が粗(あら)い。団子、草もち、柏もち、すあま(寿甘・素甘・しんこ餅・鳥の子餅)、まんじゅう、ういろうの原料にしている。

 


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[ヒロメ]食生活について語ろう

2025年01月21日 | 美容ダイエット

・ヒロメ ひろめ
  チガイソ科、房総半島から紀伊半島、四国、九州の太平洋側、内湾に分布する。別名オオバワカメともいい、1~3月になると出回るが生息範囲が限られていることから、わかめと違い出荷量が少なくわかめの代用品として出回ることもあり多くが地元消費。
 酢の物・味噌汁・吸い物・サラダに用いている。

 

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[フノラン]食生活について語ろう

2025年01月20日 | 美容ダイエット

・フノランFunoran ふのらん
  日本近海に生息するフクロノリ(カヤモノリ科)、マフノリ(フノリ科)という海藻から熱水で抽出して得られる水溶性食物繊維、増粘酸性多糖類で、増粘安定剤とし利用している。
キシリトールとカルシウムとリン酸ともにフノランを組み合わせ歯の再石灰化促進能力を高めることが知られる。さらに血流を良くし肝臓、胃腸機能を高める。

 


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[駆除肉]食生活について語ろう

2025年01月19日 | 美容ダイエット

・駆除肉(シビエ:仏: Gibier)Game meat/Wild game meatくじょにく
  ジビエとは、🦌シカ、🐗イノシシなど狩猟の対象となり食用とする野生鳥獣、又はその肉のことです。 
 近年では、野生のいのしし、鹿、🐻熊などが、畑や、民家の近くまで出没するようになりました。
古くは、食用、薬用として乱獲していましたが、頭数の激減により、保護政策が取られ、許可なしでは捕獲が禁じられるようになったのです。
その後に野生動物の保護、餌場が少なくなったことにより山から下りてくるようになり、車・列車との衝突事故の多発など、社会的な問題となり人に危害を加える事態までに発展しています。
そこで 各都道府県では駆除班の構成、地域住民に依頼したりして、狩猟期間を設け4月~10月(8月は除く)の間に、月3回の活動をしたり、11月1日~15日から2月15日、ないし3月15日までの狩猟期間などとしては個々で山に入いり駆除をおこなったりしているのです。 
主に食肉に向くのは、栄養を蓄え肉質が良い秋から冬の狩猟期のシビエです。

厚生労働省によると日本に生息する野生のシカVenisonは、平成29年(2017年)で推定ニホンジカ(本州以南)約244万頭、イノシシ約88万頭、狩猟や有害鳥獣駆除によって、平成30年(2018年)全国でニホンジカ(本州以南)約46万頭、イノシシ約60万頭の捕獲をしているといいます。
捕獲のシカは食肉処理業者によって解体処理し、食肉として流通します。年間300~400トン程の消費があると言われており、うち国産は200~300トンと推定です。 ジビエ全体で2021年は2127トン程のようです。

◇鹿Venisonは太古の縄文時代の狩猟生活の一端を担い食用としてきました。
体重70~120kg、体長1.5m、角が工芸品、生薬(鹿茸ろくじょう:強心強壮)に、皮革を利用しています。近年ではペットフードへの利用があります。
鹿の肉は、赤紅色で「もみじ肉」とも呼ばれ脂肪(1.5%)が少なく淡白で鉄(3.1mg/100g中)、ビタミンB群(疲労回復)を多く含みます。
漬け汁につけ込み、焼き物、煮こみ、鍋物、汁物、ジンギスカン、ソーセージにしていました。
北海道のアイヌ人は、古くよりエゾシカの肉を茹で上げ乾燥、燻製としの保存食でした。
鹿肉は牛と羊の中間みたいな感じで肉の味が濃くてうまいといわれています。しかし鹿1頭の銃殺で1000円~8000円での報酬で解体加工に要する経費を考慮すると市販の肉とするとで現代では割高となるのです。
鹿肉は欧州やオセアニアでは市民権を得た食肉であり高級感を持って受け入れられているようです。1キロ当たり鹿肉は2173円程度です。

◇トドは北海道で土産(みやげ)などとして売られ、トドの肉を使用した大和煮、カレーがあり多くは缶詰として販売されているようです。トドの肉は食用としては人気がありません。味はクジラに近いと言われ、狩猟された直後に解体されたトドの肉は、脂身のある部分は焼き肉、赤身の部分は刺身等で食べられています。
北海道ではトドが年間100~500頭までの駆除が認められ、エゾシカも年間に約3万頭を駆除しています。こうした駆除獣は多くがそのまま埋葬放置されているのが現状です。

◇🐗猪Sus scrofaは主に森林に棲み雑食、夜行性で全身茶褐色の豚の原種といわれ、体長1.5mぐらいで100kgにもなります。
日本で四足動物の肉を避けていた時代でも猪の肉は、冬に主に体が温まるとしてボタン肉とも言われて食べられていました。臭いとクセが強く、噛みごたえがあり多くは味噌味にしてごぼう、葱などを入れ臭みを消して濃厚な味付けとし鍋物にしています。
ほかに漬け汁に漬けたものを焼いたり、煮こみにしたりしていました。イノシシ肉は1キロ当たり3557円
100g肉・脂身つき生でエネルギー268kcal,蛋白質18.8g,脂質19.8g,炭水化物0.5g,灰分0.8g,VB1:0.24mgを含んでビタミンB1を豚肉同様に多く含みます。

◇🐻熊は現在、日本では野生約8000~1万2000頭と推定しています。
狩猟と「害獣」駆除を合わせると、年間約2000頭が合法的に殺処分しているといわれます。
伝統的な日本の熊汁のほか、薬膳の材料としても用いられ冬眠前の12月頃は秋から冬にかけて脂がのります。
脂身は肉以上に珍重しているようです。
雑食性で肉が、熊汁、燻製にします。熊肉(Bear meat)100g4000円とか鹿肉400~500円/100gで、クマ牧場でクマ肉の缶詰、脂、毛皮、胆(熊胆:ゆうたん)が売られているといいます。

🐰兎肉(うさぎにく)Rabbit meatは柔らかく鮮やかな淡赤色で、あっさりとした鶏肉に似た肉質をしていますが、のうさぎは、くせがあり、色、味とも濃厚といいます。フランスで飼育の家ウサギのことを「ラパンLapin」、野生ウサギ「リエーブルLièvre」と呼びます。 揚げ物、鍋物、煮物、焼き物、汁物に用いられ西洋料理ではパテやテリーヌ、パエリアなどによく使われます。
保水性、結着性、ほかの肉との馴染みやすさがあり、以前には、ソーセージの増量に使われていました。

◇🐢アカミミガメ(ミドリガメ)外来種は兵庫県明石市内の河川やため池で大量繁殖し、在来の動植物に深刻な影響を与えているといいます。明石市ミシシッピアカミミガメ対策協議会は市を含む9団体で構成し防除調査や引き取り、市民への啓発などに取り組み、自然環境の保全に努めていました。
食肉としての模索が続けられ、「少し硬い鶏肉か牛のハラミみたい」「カメ肉と聞かなければ分からない。臭みもない」などの感想が寄せられたようです。
しかしながら「手間がかかり過ぎて高級食材並みのコストがかかるので実用的ではない」としイベントではカメ肉を鶏肉のミンチで覆った団子にし、カレーに載せて提供1皿500円とのことです。


雑食性のイノシシは肉自体にウイルスに感染している場合があります。E型肝炎ウイルス(HEV:Hepatitis E Virus)を5~10%の確率で保有していることが多いので、🐖豚肉同様生では食べることはしないで十分加熱し料理しましょう。
シカは草食ですので生でもたべることがあるようですが、野生では病原性のこともあるので加熱して食用とするのがよいでしょう。
生または加熱不十分な野生のシカ肉やイノシシ肉を食べると、E型肝炎や腸管出血性大腸菌症の食中毒のリスクがあるほか、寄生虫の感染も知られています。
ジビエは中心部まで火が通るようしっかり加熱して食べましょう。また、接触した器具の消毒など、取扱いには十分に注意してください。
特に豚レバー、鹿、などの野性動物では加熱、調理し食用とするのがよいのです。




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[ビワ茶]食生活について語ろう

2025年01月18日 | 美容ダイエット

・ビワ茶 Loquat leaf tea びわちゃ
  バラ科、中国を主産地とする。ゴージャスなほのかな香りジャスミンの香りがする枇杷茶は、排気ガスの少ない果樹園で栽培する枇杷の葉を葉の裏の産毛とともによく洗い落とし天日で乾燥させ煎じお茶とする。

 葉の収穫時期は葉 が青々と肉厚になる『大寒』の頃が良いといわれている。
アミグダリン(種子ほど多くない)の成分で疲労回復、胃健、血液浄化作用を持つ。神経痛によいとして昔から用いられてきた。葉そのものが、漢方に用いられ、作用が強いことから3杯/1日に留める。

 

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[辛子明太子]食生活について語ろう

2025年01月17日 | 美容ダイエット

・辛子明太子 からしめんたいこ
  明太魚は、朝鮮語(ミンタイユー)でスケトウダラのことをいう。その際の卵を明太魚子とし、塩漬けしたもので、朝鮮の重要な産物としている赤唐辛子粉を主な調味料とし使い考案し辛子明太子になったとされ漬け込み熟成したものをいう。それが日本で昭和50年代より山陽新幹線の博多乗り入れで福岡で製造するようになり販売している。辛味成分のカプサイシンに防腐作用があり、脂肪を燃焼させ新陳代謝をよくする。

明太子の日
  日本で初めて明太子という言葉が新聞に掲載の1914年12月12日にちなみ辛子明太子を全国に広めた前田海産株式会社が制定している。明太子の日の由来は?
年に2度ある明太子の日。
【1月10日】は、1949年(昭和24年)1月10日に、韓国発祥の明太子を初めて日本風の味付けで販売したことに由来するものです。

 

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[ハロゲン]食生活について語ろう

2025年01月16日 | 美容ダイエット

・ハロゲンHalogen はろげん
  ハロゲンとはギリシャ語の塩(HAlo),素(Gen)の造塩元素意。フッ素F、塩素Cl臭素Brヨウ素I、アスタチンAtの総称。
1940年人工的に作られた放射性元素のアスタチンAt:Astatine(ギリシャ語の不安定の意)も属す。

ハロゲンの単体は、危険性が高く反応性が強く電子を受け取りやすいので、酸化力があり、漂白・殺菌作用 を示す。科学的活性は原子番号が小さいものほど反応性、酸化力が大きくF>Cl>Br>Iの順になる。

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[鰉:ひがい]食生活について語ろう

2025年01月15日 | 美容ダイエット

・鰉 ひがい
  コイ科、日本では中部以南の河川、湖沼(こしょう)に多く生息する。鰉の名前の由来は明治天皇が好んでいたことからつけられたという。地方に呼び名が異なるが頭が丸みを帯びていることが琵琶湖周辺では、頭丸(とうまる)といわれる。
全長6~20cm、体色は、雌雄の別、生息地、季節、成長するに従い異なる。
主に琵琶湖で1~3月を旬として捕獲、4~6月に産卵期を迎える淡水魚で二枚貝の吸水管に産卵管より産卵する。骨、うろこが硬いが魚肉は、おいしいという。傷み易いので料理直前まで生かしておく活魚(かつぎょ)で出荷し料理することが多い。照り焼き、塩焼き、から揚げ、マリネにしている。


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[フラボン類]食生活について語ろう

2025年01月14日 | 美容ダイエット

・フラボン類Flavones ふらぼんるい
  有機化合物フラボノイド系に属し、黄色から白色の植物色素であり、自然界には植物から主としてヒドロキシ化(水酸化)あるいは配糖体とし存在する。
フラボンの名称はラテン語のflavus(黄色)に由来する。無色針状晶。融点 97℃。水には不溶であるが、アルコール、ベンゼンの有機溶媒によく溶ける。
 野菜ハーブなどの食品にも多く含まれ、配糖体アピインApiin(色素アピゲニンApigenin:パセリセロリピーマン)、ルテオリンLuteolin(エゴマ春菊)、タンゲレチンTangeretin ( シイクワシャー)、ジオスミンDiosmin(柑橘類)などで抗酸化作用がある。

 

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[ハープシールオイル]食生活について語ろう

2025年01月13日 | 美容ダイエット

・ハープシールオイルHarp seal oil はーぷしーるおいる
  ハープシールはタテゴトアザラシともいわれ背中に竪琴(たてごと)のような模様がある。ハープは、楽器、シールは、あざらし、これより採取した油のこと。ハープシールは、約4年で成熟し体長1.7m、体重130kgで出産、年に1度の割で子を産むという。
カナダ北東部沿岸には500万頭近く生息し漁場を荒し被害が多く、増え過ぎ防止するための制限捕獲し有効利用することがカナダ政府によりおこなわれている。グリーンランドのイヌイットは、古くから常食し、動脈硬化、脳梗塞の疾患が少ないことから注目するようになった。その油を研究するうちに回遊魚に多いオメガ3系EPA、DPA、DHAを多く含み血流改善に有効であることが解った。DPAにはガンの予防、血管内壁損傷修復作用がEPAより強力で魚油より多く含む。
またパルミトレイン酸Palmitoleic acid(一価不飽和脂肪酸)が多く、アレルギーを促進するアラキドン酸が少ないことからアレルギー予防効果が期待できる。ハープシールオイルの脂肪酸組成(%) C14:0 ミリスチン酸 4.0% C14:1 ミリストレイン酸 0.8 %、C15:0 ペンタデカン酸 0.2% ・C16:0 パルミチン酸 6.8 %・C16:1 パルミトレイン酸 14.7% ・C18:0 ステアリン酸 1.0 %・C18:1 オレイン酸 25.1 %・C18:2 リノール酸 1.9 %・C18:3 リノレン酸 0.6 %・C18:4 モロクチン酸 1.2% ・C20:1 ガドレイン酸 13.6 %・C20:4 アラキドン酸 0.4 %・C20:5 エイコサペンタエン酸(EPA) 6.5% ・C22:1 エルシン酸 4.7 %・C22:5 ドコサペンタエン酸(DPA) 4.5% C22:6 ドコサヘキサエン酸(DHA) 8.65%を含む。


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[食事摂取と薬理]食生活について語ろう

2025年01月12日 | 美容ダイエット

・食事摂取と薬理Dietary intake and pharmacology  しょくじせっしゅとやくり
  食事は、日常的に、毎日食べられている行為であり食べることは健康維持に欠かせない存在です。しかしながら、多忙な毎日から、不摂生な生活が続くと、未病から、普段の食事だけでは、改善の見込みの無いような病気を引き起こすことがあります。
そこで、古代より民間薬、漢方で薬理作用があると思われる薬草を煎じたり、乾燥させ用いてきました。
薬といえばほとんどが薬草や生薬が主だった時代に世界で初めて合成の薬として、現在でも多く用いている歴史的なことです。西洋医学で、合成品として開発し解熱鎮痛に用いていたアスピリンは、もとを辿(たど)れば、の樹液です。そこから精製度の高いものが生まれ、合成品が多く製造するようになっていったのです。
 漢方では数千年もの歴史の中に育てられ歴史に甘んじて成分分析の分野に遅れを取ってしまったのかもしれません。現在では有効成分が知られるようになり漢方について見直が進んでいます。
さらに近年では薬膳(1980年代)によって食事の大切さを認識するに至っています。
  最近では、薬用植物のエキスとしたもの、ビタミンミネラルの粉末、カプセルとしたものが健康食品として出回っています。これらは、食品といっても、考えも無く摂取、服用すると過剰症を起こすことの数多くの報告があります。 そこで食事摂取基準においても耐容上限量というものが定められるに至っています。
ということで、ビタミン、ミネラレを中心に、食事からの耐容上限量と、一部薬理作用量とを比べてみることとしました。
食事の耐容上限量は、日常的に食べても差し支えの無い量です。生理作用とし、健康が維持できる量のことでもあります。耐容上限量以上に日常的に摂取していると、過剰症の心配が懸念されます。
  薬理作用量は、極端に必要な成分が不足して食事からの耐容上限量以上に摂取、服用し、不足分を早い機会に補おうとするものです。おもに病状に必要な成分、精製した高い濃度の成分だけを投与しています。
症状、病気が治(おさ)まったら、早くに、早急にその量の減量、もしくは中止すべき量です。長期に継続していると、今度は過剰症を引き起こすことになりますので特に充分な注意が必要です。

ビタミン
◇ビタミンA:成人1日の推定平均必要量450~600μg
推奨量650~900μg(人参760μg[カロテン9100μg]/100g)、耐容上限量2,700μg(3mg)/1日、薬理作用として6~30mg/1日、 治療の目的には、通常成人、1日0.3~10g(ビタミンAとして、3,000~100,000ビタミンA単位Retinol Activity Equivalents[RAEμg])を3回/1日に分けて経口服用する。


ビタミンB群
◇B1:成人の推定平均必要量0.8mg~1.2mg、 推奨量0.8mg~1.4mg/1日(インスタントラーメン1.46~0.21mg/100g)、栄養機能食品としての上限が25mg 薬理的に5~200mgを皮下、筋肉、静脈内注射、点滴、経口投与する。

◇B2:推定平均必要量0.9mg~1.3mg、推奨量1.1~1.6mg/1日(豆苗0.30mg・さんま0.26mg/100g)、栄養機能食品としての上限が12mg、薬理作用として10~200mg/1日

◇B3[ニコチン酸、ナイアシン]:推定平均必要量8mg~15mg、推奨量10~15mg(鯖10.4mg/100g)、耐容上限量ニコチンサンアミドのmg量250mg~300mg、ニコチンサンのmg量60mg~85mg、栄養機能食品としての上限60mg、薬理作用として20~200mg/1日

◇B6:推定平均必要量1.0mg~1.4mg、推奨量1.2mg~1.4mg(豚もも肉皮下脂肪なし0.4mg・アジ0.4mg・さば0.51mg/100g)、耐容上限摂取量40mg~55mg、栄養機能食品としての上限が10mg/1日、薬理作用として20~500mg/1日

◇B12:推定平均必要量2.0mg、推奨量2mg~2.4μg/1日(鯖10.6μg/100g)、栄養機能食品としての上限60μg、薬理作用として20~200μg/1日

◇葉酸:推定平均必要量200μg、推奨量240μg(ほうれん草210μg/100g)、耐容上限量900μm~1,000μg、栄養機能食品としての上限が200μg、薬理的に内服薬フォリアミン(葉酸):5mg

◇パントテン酸:目安量 4~5mg(鶏レバー10.2mg/100g)、栄養機能食品として上限30mg、薬理作用として20~4000mg/1日

◇ビオチン[ビタミンBw・ビタミンB7・ビタミンH]:目安量50μg/1日(鶏レバー210μg/100g)、栄養機能食品として上限500μg、 薬理的に医薬品として0.5~50mg/1日

◇ビタミンC:推定平均必要量85mg、 推奨量100mg/1日(柿70mg/100g) 栄養機能食品としての上限1000mg、薬理的治療1,000mg~5,000mg

◇ビタミンD:目安量5.5μg/1日(さんま19μg/100g)、耐容上限量100μg、 栄養機能食品としての上限5.0μg、薬理的治療5~40μg

◇ビタミンE:目安量6.0~6.5mg(アーモンド31.2mg/100g[可食量10~20g]西洋南瓜5.1mg)、耐容上限量650mg~900mμg 栄養機能食品としての上限150mg、薬理作用として100~1,200mg/1日

◇ビタミンK:目安量 150μg(納豆870μg・ほうれん草270μg/100g)、上限量は設定していない。薬理作用5mg~15mg


ミネラル
◇ナトリウム:過剰摂取が多い傾向です。ナトリウムで推定必要量600mg(食塩で1.5g)、目安量は、特に設けられていません。目標量(食塩で7~8g)以下

◇カルシウム:推定平均必要量500mg~650mg、推奨量650~ 800mg(牛乳110mg・野沢菜漬物130mg/100g)、耐用上限量2,500mg 栄養機能食品としての上限が600mg、薬理作用として600~1,500mg/1日

◇マグネシウム:推定平均必要量220mg~310mg、推奨量270~370mg(玄米110mg、精白米23mg/100g)、通常の食事以外からの耐用上限量350mg、栄養機能食品としての上限量300mg、薬理作用として300~750mg/1日

◇マンガン:目安量3.5mg~4.0mg(玄米2.05mg・精白米0.80mg/100g)、耐容上限量11mg

◇銅:推定平均必要量0.6mg~0.7mg、推奨量0.7~1.0mg(牛レバー0.5mg・牡蠣0.35mg・枝豆0.41mg/100g)、耐容上限量10mg、薬理作用として10mg~/1日

◇亜鉛:推定平均必要量6.0mg~8.0mg、推奨量7~10mg(牡蠣13.2mg)、耐容上限量35mg~45mg、薬理作用として50~200mg/1日

◇ヨウ素:推定平均必要量95μg、推奨量130μg(カットわかめ8500μg・生わかめ1600μg/100g)、耐容上限量3mg(3,000μg)

◇セレン:推定平均必要量20μg~25μg、推奨量 25~30μg(マイワシ54μg/100g)、耐容上限量330μg~460μg、薬理作用として50~200mg/1日

クロム:目安量 10μg(カットわかめ10μg・干ひじき24μg・さんま2μg/100g)、上限量は特に定め無し。は厚生労働省ではサプリメントからクロムを大量に摂取することは控えるよう勧めています。

◇鉄:推定平均必要量5.0mg~9.0mg、奨励量7mg~10.5mg(豚肝臓13mg/100g)、耐容上限量40mg~50mg、薬理作用~500mg

◇リン:目安量として800~1,000mg(豚肉:160mg/100g)、耐容上限量3g(3,000mg)

◇モリブデン:推定平均必要量20μg、推奨量20~30μg(茹で小豆98μg、乾燥小豆210μg/100g)/日、耐容上限量450~550μg/日

◇カリウム:目安量として2~4g(バナナ360mg/100g)、目標量2,600mg~3,000mg、上限量Na(3.94gで食塩10g):K(2g~4g)比で2:1以下

日本人では、不足することが、少ないといわれているのは、ヨウ素セレンリンがあげられます。
クロムの食事摂取基準(2010年:推奨量25~40μg 2015年:目安量10μg)に大きな誤差が見られています。
栄養機能食品の上限量は、日常的に摂取してもさほど害が無いと思われる量です。耐容上限量以上に、また薬理作用のある量を日常的に、摂取、服用すると過剰症の危険がありますので、サプリメントの摂取については、くれぐれも注意書きを遵守(じゅんしゅ)し、過剰摂取には気を付けましょう。



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[ヘスペリジン]食生活について語ろう

2025年01月11日 | 美容ダイエット

ヘスペリジンHesperidin へすぺりじん
  柑橘類の果皮中未熟果(1.5~3%)で、スジ、袋(じょうのう膜)に多く含む無味の成分で、みかん缶詰の白濁原因物質ともなる。1936年、ハンガリーのセント=ジエルジー・アルベルトAlbert Szent-Gyorgyi(ビタミンCを世界で初めて結晶化した人)が、レモン汁の中のビタミンCと共存する因子として報告した。

フラボノイド系色素、フラバノンに属す配糖体で酸、酵素(ヘスペリジナーゼ Hesperidinase )で加水分解してグルコース、ラムノース、ヘスペレチンHesperetinが得られる。代謝されやすく体内でヘスペリジンとして血液中で検出されることはなくヘスペレチンHesperetin、ホモエリオディクトールHomoeriodictol として検出する。

種にも含まれているのでつぶしてはちみつ漬けとし2週間ほどで出来上がりジュースとするのもよい。すだち>ゆずかぼすの順で多く含む。温州ミカンの果肉部分100g中でおよそ100mg程度含む。ヘスペリジン(ビタミンP)は、壊れやすいビタミンCを安定化させる働きがある。ビタミンPのひとつともいい毛細血管を保護、発ガン、骨量減少を抑制、血中と肝臓中の脂質の低下、抗炎、抗酸化作用があり最近アレルギーに有効という。

 

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