・春雨Harusame/Starch noodles はるさめ
日本では、現在多くが馬鈴薯、さつま芋でん粉より製造しているが、もともとは中国で小豆の一種である緑豆を原料としたのが始まり。鎌倉時代(13C)に日本に伝来、葛、片栗の根を原料にしていたようだが最近では芋でん粉と緑豆でん粉を混合して作られているものもある。
でん粉を熱湯で練り上げた生地を容器に入れ糸状にしたものを熱湯に押し出し茹で上げ、冷却、冷凍後解凍、乾燥させて仕上げる。奈良県、鹿児島県で製品の大半を占める。
酢のもの、スープ、炒め、鍋物、刻んで揚げ衣として幅広く利用している。緑豆春雨は煮崩れしにくいが、一般には馬鈴薯でん粉類が使われていることが多く煮崩れするのであまり長時間加熱し浸しすぎないようにする。
100g中で緑豆春雨(タンパク質0.2g、脂質0.4g、炭水化物84.6g、灰分0.2g、ナトリウム11mg、カリウム31mg、カルシウム23mg、マグネシウム7mg、リン16mg、鉄0.9mg、亜鉛0.1mg、銅0.02mg、マンガン0.03mg、食物繊維3.7g)、
普通春雨(タンパク質0.1g、脂質0.2g、炭水化物84.5g、灰分0.2g、ナトリウム13mg、カリウム11mg、カルシウム69mg、マグネシウム6mg、リン37mg、鉄0.9mg、亜鉛Tr、銅0.01mg、マンガン0.08mg、食物繊維1.4g)を含む。
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