大抵の言語に存在するGの音「グ」が存在しないオランダ語。基本的にはドイツ語に近いゲルマン系の言語ながら、喉の奥で舌を擦る「ヒェ」という変わった音が代わりになっている。Vの音も、英語の「ヴ」よりは濁りが少ないため、「F」に聞こえる。VAN≠ヴァン、正しくはファンになる。
イアン・ソープ選手に勝った、オランダの水泳選手:ピーター・ファン・デン・ホーヘンバンドの「ファン」=VANである。ちなみにピーターも厳密には間違いで、現地ではピエルテと読む。
英語にはある「アクセント」が無いと言いながら、実際には強く発音する母音が存在するなど、文献を調べてもなかなか正しい発音に行き着かない…。
その後知ったのだが、ファーストネームの Anneke はオランダ人女性のメジャーな名前で、日本語カタカナ表記では「アンネッケ」と表記するのが通例になっているそうだ。「オランダ人のアンネッケさんは内科医です。」という書き出しで始まる、有名な子供向けの読本があるという。
The Gathering の女性ヴォーカル: Anneke van Giersbergen の読みは一体何なんだ?! という疑問が、漸く解決した。
アンネッケ・ファン・ヒエルスベルヒェン が、現地オランダ語読みとしては、最も近いカナ表記と思われる。
Giersbergen = Giers + Bergen。単独の Giers(ヒエルス)という姓も、Bergen(ベルゲン)という姓もあるとかで、それがくっついた Giersbergen はオランダ語としても大変長い苗字のようだ。
さて、アネクの脱退が決定してから、会見でハンスが何度か口にしたため、漸く、日本語カタカナ表記で言うところの「アンネッケ」が一番近いことが解った。早口だとアネケorアネクに聞こえるのだが、例のインターネットビデオで、1箇所だけゆっくり発音している所があったので、これを大音量にしてアナログで取り込んで、デジタル化して、スロー再生してみたところ、確かに「アンネッケ」と言っている。
新しいシンガーに「アンネッケ・クローン」は求めてない。そう言っている。
尤も、neke は絶対にネケ(またはネーケ)であり、どの文献にもネッケと読むとは書いてない。しかし、実際には「ネッケ」とスタッカート気味に聞こえる。
英語の歌でWALKという言葉が出てきた場合、日本人ならウォークというカタカナが頭に浮かんでしまうため、そう発音しがちだし、辞書を引いてもそう書いてある。ところが、歌の歌詞に出てくるウォークは、特に早口の場合、ウォックにしか聞こえない。
QUEENSRYCHE(クイーンズライチ/クイーンズライク)の「Walk In The Shadows」は、ウィル・「ウォッキン」・ダ・シャードオゥ、と聞こえる。
これと同じ現象であろう。e はエまたはエーなので、ま、アンネケの方に近いつもりで発音しているのだろう。現地の人は。
ちなみに、英語で強引に読んだ場合だが、子音の後に来る最後の e は読まないので、ケにはならず、クで終わる。
Anne(ドイツ語でアンネ)=Ann(英語でアン)=Anneke(オランダ語でアンネケ→アンネッケ)である女性名だと、アクセントの位置は、後ろでなく先頭に掛ける事が多いそうだ。言うまでもなく、英語で「Ann」=アンだから、である。後ろに掛ければアンネク→アンネックorアンネークになる。
ちなみに、プロゴルフの女王: アニカ・ソレンスタムは、Annika を先頭にアクセントを掛けて「アニカ」と読ませている。しかし、アニーカと読む人も結構居るという。
Anneke = 最初のAにアクセントを掛けて、後は弱く適当に発音すると、「ア」ンネク→アネク(後ろに掛ければア「ネ」ークとなる)。ビクターが調べた際、読んで見せた相手は先頭に掛けたのだろう。アニカ・ソレンスタムと同様の感じで、早口に言うと、アンネクよりむしろ、「アネク」に聞こえた結果、ビクターの担当者が日本語読みとして、「アネク」を当てはめたものと思われる。まぁ、後ろに掛けてもnekeを「ニーク」と読まなければ、ア「ネー」クなので、やっぱり早口だとアネクになる。
ちなみに、アニークとは多分読まない。何故なら、ナチ収容所に送られた少女の日記「アンネの日記」を知らない人は多分居ない。日本人ですら、アンネという女性の名前は知っているくらいだから。
では van は? 勿論、英語では「ヴァン」だろう。教養のある人で、オランダ語の「ヴ」が「F」に当たる事を知っていれば、敢えて「ファン」と読むかも知れないが。
Giersbergen = Giers+Bergen で、「Giers」は i を無視してガースと読んでしまう人もいるが、普通はギールスと読む。Bergenはバーゲンしか読みようがないが、バーゲンセールのバーゲンとは、バーの発音が少し違う。暗いバーで、ボーに近いかも知れない。日本語では表しようがないのだが。
すなわち、英語読みでは、ゆっくり読めば、アンネック・ヴァン・ギールスバーゲン。となるようだ。しかし、ギールスバーゲンはいかにも長いので、ガースバーゲンと短縮してしまう人も結構いそうだ。
ということで、ビクターの担当者が当てた日本語読みは、どう検証しても、英語としては正解である。
Anneke(オランダ)=Anne(ドイツ)=Ann(英・米)に当たる名前という事は… そう、HEARTのヴォーカル: アン・ウィルソンとThe Gatheringのアネク・ヴァン・ガースバーゲンは、言語が違うだけで、実は同じファーストネームなのである。
アン=アンネは、歌姫になる名前なのだろうか?!
イアン・ソープ選手に勝った、オランダの水泳選手:ピーター・ファン・デン・ホーヘンバンドの「ファン」=VANである。ちなみにピーターも厳密には間違いで、現地ではピエルテと読む。
英語にはある「アクセント」が無いと言いながら、実際には強く発音する母音が存在するなど、文献を調べてもなかなか正しい発音に行き着かない…。
その後知ったのだが、ファーストネームの Anneke はオランダ人女性のメジャーな名前で、日本語カタカナ表記では「アンネッケ」と表記するのが通例になっているそうだ。「オランダ人のアンネッケさんは内科医です。」という書き出しで始まる、有名な子供向けの読本があるという。
The Gathering の女性ヴォーカル: Anneke van Giersbergen の読みは一体何なんだ?! という疑問が、漸く解決した。
アンネッケ・ファン・ヒエルスベルヒェン が、現地オランダ語読みとしては、最も近いカナ表記と思われる。
Giersbergen = Giers + Bergen。単独の Giers(ヒエルス)という姓も、Bergen(ベルゲン)という姓もあるとかで、それがくっついた Giersbergen はオランダ語としても大変長い苗字のようだ。
さて、アネクの脱退が決定してから、会見でハンスが何度か口にしたため、漸く、日本語カタカナ表記で言うところの「アンネッケ」が一番近いことが解った。早口だとアネケorアネクに聞こえるのだが、例のインターネットビデオで、1箇所だけゆっくり発音している所があったので、これを大音量にしてアナログで取り込んで、デジタル化して、スロー再生してみたところ、確かに「アンネッケ」と言っている。
新しいシンガーに「アンネッケ・クローン」は求めてない。そう言っている。
尤も、neke は絶対にネケ(またはネーケ)であり、どの文献にもネッケと読むとは書いてない。しかし、実際には「ネッケ」とスタッカート気味に聞こえる。
英語の歌でWALKという言葉が出てきた場合、日本人ならウォークというカタカナが頭に浮かんでしまうため、そう発音しがちだし、辞書を引いてもそう書いてある。ところが、歌の歌詞に出てくるウォークは、特に早口の場合、ウォックにしか聞こえない。
QUEENSRYCHE(クイーンズライチ/クイーンズライク)の「Walk In The Shadows」は、ウィル・「ウォッキン」・ダ・シャードオゥ、と聞こえる。
これと同じ現象であろう。e はエまたはエーなので、ま、アンネケの方に近いつもりで発音しているのだろう。現地の人は。
ちなみに、英語で強引に読んだ場合だが、子音の後に来る最後の e は読まないので、ケにはならず、クで終わる。
Anne(ドイツ語でアンネ)=Ann(英語でアン)=Anneke(オランダ語でアンネケ→アンネッケ)である女性名だと、アクセントの位置は、後ろでなく先頭に掛ける事が多いそうだ。言うまでもなく、英語で「Ann」=アンだから、である。後ろに掛ければアンネク→アンネックorアンネークになる。
ちなみに、プロゴルフの女王: アニカ・ソレンスタムは、Annika を先頭にアクセントを掛けて「アニカ」と読ませている。しかし、アニーカと読む人も結構居るという。
Anneke = 最初のAにアクセントを掛けて、後は弱く適当に発音すると、「ア」ンネク→アネク(後ろに掛ければア「ネ」ークとなる)。ビクターが調べた際、読んで見せた相手は先頭に掛けたのだろう。アニカ・ソレンスタムと同様の感じで、早口に言うと、アンネクよりむしろ、「アネク」に聞こえた結果、ビクターの担当者が日本語読みとして、「アネク」を当てはめたものと思われる。まぁ、後ろに掛けてもnekeを「ニーク」と読まなければ、ア「ネー」クなので、やっぱり早口だとアネクになる。
ちなみに、アニークとは多分読まない。何故なら、ナチ収容所に送られた少女の日記「アンネの日記」を知らない人は多分居ない。日本人ですら、アンネという女性の名前は知っているくらいだから。
では van は? 勿論、英語では「ヴァン」だろう。教養のある人で、オランダ語の「ヴ」が「F」に当たる事を知っていれば、敢えて「ファン」と読むかも知れないが。
Giersbergen = Giers+Bergen で、「Giers」は i を無視してガースと読んでしまう人もいるが、普通はギールスと読む。Bergenはバーゲンしか読みようがないが、バーゲンセールのバーゲンとは、バーの発音が少し違う。暗いバーで、ボーに近いかも知れない。日本語では表しようがないのだが。
すなわち、英語読みでは、ゆっくり読めば、アンネック・ヴァン・ギールスバーゲン。となるようだ。しかし、ギールスバーゲンはいかにも長いので、ガースバーゲンと短縮してしまう人も結構いそうだ。
ということで、ビクターの担当者が当てた日本語読みは、どう検証しても、英語としては正解である。
Anneke(オランダ)=Anne(ドイツ)=Ann(英・米)に当たる名前という事は… そう、HEARTのヴォーカル: アン・ウィルソンとThe Gatheringのアネク・ヴァン・ガースバーゲンは、言語が違うだけで、実は同じファーストネームなのである。
アン=アンネは、歌姫になる名前なのだろうか?!