アルゼンチンvsペルーの試合の後半、アルディレスに代わってリッカルド・ビジャが出て世界チャンピオンにふさわしい魅力的なサッカーを見せた。
たった、45分間だった。
アルディレスにはインテリジェンスがある。
ビジャにはアルディレスにはない「ひらめき」があった。
メノッティは南米タイプの攻撃的サッカーの信奉者だが、実際の選手起用は欧州タイプのアルディレスに信頼を寄せていた。
実際アルディレスはイングランドで成功をおさめた。いっぽうビジャはイングランドサッカーになじめなかった。
そもそも、メノッティがウラカンで成功しアルゼンチン代表チームの監督になれたのは、ビジャタイプのカルロス・バビントンがいてゲームメイクをしたからだ。
メノッティは運のいい優勝監督だ。