第1話 「奇妙なお悔やみ状」
裏番組でドラマ「リバース」も初回を迎えていましたが、
「多部ちゃん」+「鎌倉」=「こっち!!」ということで、迷わずこのドラマをリアルタイムで視聴していました(ブログを書くのは遅くなりましたが)。
私にとって鎌倉は、高校生の時に読んだ「私本太平記」と大河ドラマ「太平記」で とても好きな街になり、何度も訪れていて、「鎌倉が舞台」と聞くと それだけで興味が沸きます。
あと、このドラマは「代書屋」という、今の時代では ほとんど聞かない仕事のお話なので、その点でも興味深々で見ていました。
主人公・雨宮鳩子(多部未華子)は、「鳩」子だから「ポッポちゃん」というあだ名なのかな。
可愛い響きですね。
そして、バーバラ婦人、男爵、マダムサイダー・・・
サイダーの炭酸のような水玉模様を着たご婦人の事を「マダムサイダー」と名付けていましたが、そんなネーミングの一つ一つも可愛らしかったです。
原作では、「マダムサイダー」ではなく「マダムカルピス」だったようですが(笑)
代書屋って、今もあるのですかね??
江戸時代から続いていて、古くは「右筆(ゆうひつ」と呼ばれた職業で、やんごとなき身分の人やお殿様に代わって、手紙を代筆。
代々女性が家業を継いで、祖母・カシ子(倍賞美津子)が10代目。ポッポちゃんが11代目。
カシ子は、ポッポちゃんが赤ちゃんの時の産毛で作った筆を持たせていたのですね
幼少期から、厳しい修行の数々・・・
「人様に代わって手紙を書くんだから、字が上手くなくては話にならない」
「焦ってすった墨で書いた文字に、魂は宿りません」
「インチキで結構。でもね、手紙を書きたくても書けない人がいるんだよ。自分で気持ちをスラスラ書ける人は問題ないけど、書けない人のために代書屋があるんだ。代書屋は影武者。決して日の目は見ないけど、誰かの幸せのために必要な商売なんだよ」
・・・厳しい中にも愛情が、というよりも、愛情はほとんど見せずに厳しさ99%以上といった感じ!?
そして、そのカシ子を演じているのが倍賞美津子さんだから、さらに強烈な厳しさを感じ、写真からでも怒鳴り声が聞こえてくるように私にも見えました
でも、真っ昼間にセットしなくても鳴る目覚まし時計なんて、とても迷惑だと思うけど、それでもポッポちゃんが今でも使い続けているという事は、カシ子と辛い思い出がありながらも良い思い出もあったから、ということなのかな、と思ったり。
ポッポちゃんは、お母さんの記憶がないのですね。
ポッポちゃんを置いて出て行ったようで・・・
お母さんは、息子のお嫁さんではなく、カシ子が産んだ娘なのかな?
カシ子の代書屋教育に耐えかねて家を出ていったということなのかな??
ドラマの中で、そのうち登場するのかな?
そんなカシ子の教育に、ポッポちゃんは高校生の時に不満が爆発して、大げんかをして家を出て8年間帰らずに、カシ子と永遠の別れをすることになったのだけど、
いざ筆と墨と紙の前に立ったら、カシ子の色々な教えを思い出して、スラスラと手紙が書けるようになって・・・
「その手紙に合った一番の道具を選んで、身を清め、まっさらな気持ちで筆を握る。お前の心が真っ直ぐならば、自然と筆は動く。それが代書屋だ」
それを体現することができていましたね
ポッポちゃんの代書屋としての最初のお仕事は、猿の権之助さんのお悔やみのお手紙。
「たかがペット」への「たかが一通のお悔やみ」と軽く見ていたけど、
マダムサイダー(冨士眞奈美)に怒られて、
バーバラ婦人(江波杏子)に「最愛の人を亡くした人に対して他人が出来る事なんて、何もないのよ。何かできるとしたら、相手の心に寄り添うことだけ」と助言を受けて、
白川清太郎(高橋克典)からは「一通の手紙が、人の人生を全く別のものに変えてしまう事がある・・・おばさん(カシ子)がそうおっしゃっていたことがあったなぁ」と、カシ子の思いを教えてもらって・・・
権之助と暮らしていた夫婦に実際に会って話を聞くことで、夫妻やマダムサイダーに寄り添うことができ、たくさんの言葉がポッポちゃんに降ってきて筆を進めていく様子は、とても美しかったです
カシ子は、マダムサイダーのラブレターの代筆もしていたのですね。
その時に送った手紙の宛先が今のダンナさんで、「おばあさまのおかげで、幸せな人生を送ってこられた」と。
「一通の手紙が、人の人生を全く別のものに変えてしまう事がある」と言っていたけど、そういう力があるかもしれませんね。
私は最近断捨離をしていて、先日は年賀状&手紙類を整理していたのですが、20年ほど前の手紙がたくさん出てきまして・・・
今はメールやらLINEやらツイッターやらで、時間をかけて自分の手で言葉を書くこと自体が少なくなりましたが、やっぱり手紙のやり取りもいいものだったな~と最近思っていたことを思い出しながら、このドラマを観ていました。
あとは、「手紙」に関する正しい考え方も、ドラマの中で色々と勉強になりそうなので、そういうのも楽しみです。
今回は不祝儀の手紙についてで、決まり事が多いそうで。
お悔やみの場合、墨をするのは左回り。
墨の色は濃くなってはいけない。「悲しみのあまり、硯に涙が落ちて薄まった」という意味合い。
通常フォーマルな手紙には、二枚重ねの封筒。弔事の場合は、不幸が二度重ならないように、一重を使う。
金曜の夜に、ゆったりとした気分で観ることができそうで、これからも楽しみです!
・・・この代書一通で、いくらもらえるのだろう??(←下世話な終わり方でスミマセン)
←web拍手です。
※公式HP(こちら)
裏番組でドラマ「リバース」も初回を迎えていましたが、
「多部ちゃん」+「鎌倉」=「こっち!!」ということで、迷わずこのドラマをリアルタイムで視聴していました(ブログを書くのは遅くなりましたが)。
私にとって鎌倉は、高校生の時に読んだ「私本太平記」と大河ドラマ「太平記」で とても好きな街になり、何度も訪れていて、「鎌倉が舞台」と聞くと それだけで興味が沸きます。
あと、このドラマは「代書屋」という、今の時代では ほとんど聞かない仕事のお話なので、その点でも興味深々で見ていました。
主人公・雨宮鳩子(多部未華子)は、「鳩」子だから「ポッポちゃん」というあだ名なのかな。
可愛い響きですね。
そして、バーバラ婦人、男爵、マダムサイダー・・・
サイダーの炭酸のような水玉模様を着たご婦人の事を「マダムサイダー」と名付けていましたが、そんなネーミングの一つ一つも可愛らしかったです。
原作では、「マダムサイダー」ではなく「マダムカルピス」だったようですが(笑)
代書屋って、今もあるのですかね??
江戸時代から続いていて、古くは「右筆(ゆうひつ」と呼ばれた職業で、やんごとなき身分の人やお殿様に代わって、手紙を代筆。
代々女性が家業を継いで、祖母・カシ子(倍賞美津子)が10代目。ポッポちゃんが11代目。
カシ子は、ポッポちゃんが赤ちゃんの時の産毛で作った筆を持たせていたのですね
幼少期から、厳しい修行の数々・・・
「人様に代わって手紙を書くんだから、字が上手くなくては話にならない」
「焦ってすった墨で書いた文字に、魂は宿りません」
「インチキで結構。でもね、手紙を書きたくても書けない人がいるんだよ。自分で気持ちをスラスラ書ける人は問題ないけど、書けない人のために代書屋があるんだ。代書屋は影武者。決して日の目は見ないけど、誰かの幸せのために必要な商売なんだよ」
・・・厳しい中にも愛情が、というよりも、愛情はほとんど見せずに厳しさ99%以上といった感じ!?
そして、そのカシ子を演じているのが倍賞美津子さんだから、さらに強烈な厳しさを感じ、写真からでも怒鳴り声が聞こえてくるように私にも見えました
でも、真っ昼間にセットしなくても鳴る目覚まし時計なんて、とても迷惑だと思うけど、それでもポッポちゃんが今でも使い続けているという事は、カシ子と辛い思い出がありながらも良い思い出もあったから、ということなのかな、と思ったり。
ポッポちゃんは、お母さんの記憶がないのですね。
ポッポちゃんを置いて出て行ったようで・・・
お母さんは、息子のお嫁さんではなく、カシ子が産んだ娘なのかな?
カシ子の代書屋教育に耐えかねて家を出ていったということなのかな??
ドラマの中で、そのうち登場するのかな?
そんなカシ子の教育に、ポッポちゃんは高校生の時に不満が爆発して、大げんかをして家を出て8年間帰らずに、カシ子と永遠の別れをすることになったのだけど、
いざ筆と墨と紙の前に立ったら、カシ子の色々な教えを思い出して、スラスラと手紙が書けるようになって・・・
「その手紙に合った一番の道具を選んで、身を清め、まっさらな気持ちで筆を握る。お前の心が真っ直ぐならば、自然と筆は動く。それが代書屋だ」
それを体現することができていましたね
ポッポちゃんの代書屋としての最初のお仕事は、猿の権之助さんのお悔やみのお手紙。
「たかがペット」への「たかが一通のお悔やみ」と軽く見ていたけど、
マダムサイダー(冨士眞奈美)に怒られて、
バーバラ婦人(江波杏子)に「最愛の人を亡くした人に対して他人が出来る事なんて、何もないのよ。何かできるとしたら、相手の心に寄り添うことだけ」と助言を受けて、
白川清太郎(高橋克典)からは「一通の手紙が、人の人生を全く別のものに変えてしまう事がある・・・おばさん(カシ子)がそうおっしゃっていたことがあったなぁ」と、カシ子の思いを教えてもらって・・・
権之助と暮らしていた夫婦に実際に会って話を聞くことで、夫妻やマダムサイダーに寄り添うことができ、たくさんの言葉がポッポちゃんに降ってきて筆を進めていく様子は、とても美しかったです
カシ子は、マダムサイダーのラブレターの代筆もしていたのですね。
その時に送った手紙の宛先が今のダンナさんで、「おばあさまのおかげで、幸せな人生を送ってこられた」と。
「一通の手紙が、人の人生を全く別のものに変えてしまう事がある」と言っていたけど、そういう力があるかもしれませんね。
私は最近断捨離をしていて、先日は年賀状&手紙類を整理していたのですが、20年ほど前の手紙がたくさん出てきまして・・・
今はメールやらLINEやらツイッターやらで、時間をかけて自分の手で言葉を書くこと自体が少なくなりましたが、やっぱり手紙のやり取りもいいものだったな~と最近思っていたことを思い出しながら、このドラマを観ていました。
あとは、「手紙」に関する正しい考え方も、ドラマの中で色々と勉強になりそうなので、そういうのも楽しみです。
今回は不祝儀の手紙についてで、決まり事が多いそうで。
お悔やみの場合、墨をするのは左回り。
墨の色は濃くなってはいけない。「悲しみのあまり、硯に涙が落ちて薄まった」という意味合い。
通常フォーマルな手紙には、二枚重ねの封筒。弔事の場合は、不幸が二度重ならないように、一重を使う。
金曜の夜に、ゆったりとした気分で観ることができそうで、これからも楽しみです!
・・・この代書一通で、いくらもらえるのだろう??(←下世話な終わり方でスミマセン)
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