第6話 「手術中に喋る患者!?失敗しない女の秘密」
国立高度医療センターの総長・天堂義人(北大路欣也)は厚生労働大臣・大泉武宏(須永慶)から、「ここを乗り切れば厚労省は天堂さんが進める日本医療産業機構に大きく舵を切ることになる」として、近々検査入院するIT企業の社長・六甲貴史(金子昇)を検査の結果に関わらずしばらくセンター内でみていてほしいと言われる。
事務局長・加藤峰司(渡辺いっけい)は、戦略統合外科統一部長・海老名敬(遠藤憲一)に六甲の主治医を担当するようにと依頼するが、海老名は検査入院患者の主治医は自分に相応しくないとしてフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)に担当させ、助手に西側出身の阿智祥三(木下隆行)をつける。
そんな未知子の元に東京地検特捜部の検事・市川達也(嶋田久作)が現れ、六甲から大泉大臣との件で話を聞きたいと言ってくるが、未知子は「病名はまずグリオブラストーマ(脳腫瘍の一種)。腫瘍が大きく脳浮腫が生じていて、頭蓋内圧亢進症を起こしている。かなり重い悪性の脳腫瘍。グズグズしてたら死んじゃうの!」と一蹴し、取調べよりも手術が先だと主張する。
天堂は大臣からの話は伏せて「大門先生、あなたはいつも通り治療に全力を尽くしてください」と話し、海老名には「なぜあなたは主治医を大門先生と代わられたのですか?」と尋ね、海老名は何も言えなくなる。
六甲はフリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)と高校時代の同級生で、城之内に「同級のみんなは驚いているだろうな。クラスで一番成績の悪かった僕が、恐らくクラスで一番金持ちになった。金は良いぞ。みんなが振り向いてくれる。振り向かせることもできる。『世の中は金じゃない。金で買えないものもある』知ったような顔をして言う奴らもいるけど、そんな奴らがただひがんでいるだけの薄汚い無能な虫けらに見えてくる。金を手にするって事はつまりそういう事なんだって分かったんだ。変わらなきゃここまで来れなかった。(自分の余命は)もう長くないんだろ?金で買えないものもある。気づいた時にはあと(余命)6か月か…」と話す。
カンファレンスで、阿智が六甲の手術説明を行い、左前頭葉に広範な浮腫を伴う7センチの腫瘍が認められてブローカ野(脳の運動性言語野)に近接して浸潤している恐れがあることから、覚醒下開頭グリオブラストーマ切除で全ての腫瘍を取りきることを話す。
そして未知子は、強引に切り取れば麻痺や失語症に陥る可能性があることから、そうならないために覚醒下手術すると話す。
六甲本人に手術の説明をすると、六甲は人には話せない大きな秘密を持っていて自分の死を待ち望んでいる人がいると話すため、城之内は「あなたがどんな秘密を持ってるか知らないけど、法に触れることしたならちゃんと話しなさいよ!死んで逃げようなんて、ほんと最悪ね!」と怒り、未知子は「死ぬんだったらオペの後にしてくれない?私がオペ出来ないじゃん」と言って去っていく。
オペは事情聴取後にしてほしいと話す市川検事に対して天堂は「オペに立ち会われてはいかがでしょうか?いかなる時も命を第一にと考える我々の姿勢をご覧になればいい」と言って、市川検事と海老名と加藤らがが見守る中で手術が行われることになる。
脳表を露出してから六甲を覚醒させて、六甲に問いかけて運動機能や言語機能を見ながら腫瘍を切除していくが、言語野に差し掛かったところで言語障害が起き始めたため、腫瘍が残ったまま手術を終えることになる。
すると、六甲が痙攣をし出し、その処置に追われている中で六甲は「金で買えないものを考えていた。正義なんてどうかな?」と言って、政治家たちへ配った賄賂の年月と金額を次々と話し始める。
未知子は、六甲の腫瘍切除面にカルムスチン(最新の抗悪性腫瘍剤)を留置して、残った腫瘍細胞の増殖を抑制・縮小させる処置をし、今後は抗ガン治療と化学療法によって延命できることになる。
六甲と特捜部と天堂の関係性を知らない海老名は、手術が成功したと嬉しそうに天堂に報告し、患者がオペ中に贈賄工作を告白したことまで伝えると、天堂は表情を崩さずに「報告ありがとうございました」と話し、海老名はそこで事態の深刻さを知る。
天堂は、抗議の電話をかけてきた大泉大臣に「我々医者の正義は患者の命を救う事ですので」と話すと、大臣は「私はじき逮捕される。そうなればあなたが進めていた日本医療産業機構も白紙にせざるを得ない。分かっているのか!?」と言われる。
領収書を持ってきた神原晶(岸部一徳)は「今回は検察当局に協力し、政界にうごめく汚れた疑惑を白日の元に晒すことができました。巨悪に染まることなく、正義を貫いた。これもひとえに天堂総長の卓越した良識がなせる業。この病院の評価もますます揺るぎないものになったと認識しておりますが」と話すと、天堂は「承知しました。見事なオペでした。大門先生にお伝えください、私が感謝していたと。くれぐれも」と笑顔を見せずに話す。
一人になった天堂は、テーブルを蹴りあげて・・・
というような内容でした。
天堂総長、怖い!!
クリーンを気取っているから、海老名や未知子には裏情報は伏せていたけど、それが仇となり・・・
そして、検察官にも「手術をご覧になれば?」なんて言っちゃうから・・・
遅かれ早かれ六甲は手術後に真相を話したような気がしないでもないですけどね。
表情を変えずに目力で抜群の怖さを発揮する北大路さんが、とても怖かったです!
そしてテーブルを蹴りあげたところなんて・・・ゾクゾクしました!
覚醒させて手術する方法があるのですね~。
観ていて気持ちのいいものではなかったですけど
3万円を2万円に値切ってしまうエビちゃんw
そして、患者が告白したことを大喜びして天堂に報告するなんてwww
相変わらずお馬鹿な感じが満載でしたね。
でも、狙ってしているのではなく天然だから、まだ生き延びることができているのでしょうね。
狙ってアレだったら即追放ですけど、主治医を断ったことにしろ色々と際どい所で生き延びているような気がします
未知子が、銭湯でスマホのメールを見て大喜びしたのは、一瞬「近藤先生登場フラグ」かと思ってしまいました
まさかの振り込め詐欺とは・・・
サイドストーリーもしっかりと面白く描かれていて(加地先生たちからの3万円話に揺らぐ未知子とかw)、今回は緩急がしっかりついていて、とても面白かったです!
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
※公式HP(こちら)
国立高度医療センターの総長・天堂義人(北大路欣也)は厚生労働大臣・大泉武宏(須永慶)から、「ここを乗り切れば厚労省は天堂さんが進める日本医療産業機構に大きく舵を切ることになる」として、近々検査入院するIT企業の社長・六甲貴史(金子昇)を検査の結果に関わらずしばらくセンター内でみていてほしいと言われる。
事務局長・加藤峰司(渡辺いっけい)は、戦略統合外科統一部長・海老名敬(遠藤憲一)に六甲の主治医を担当するようにと依頼するが、海老名は検査入院患者の主治医は自分に相応しくないとしてフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)に担当させ、助手に西側出身の阿智祥三(木下隆行)をつける。
そんな未知子の元に東京地検特捜部の検事・市川達也(嶋田久作)が現れ、六甲から大泉大臣との件で話を聞きたいと言ってくるが、未知子は「病名はまずグリオブラストーマ(脳腫瘍の一種)。腫瘍が大きく脳浮腫が生じていて、頭蓋内圧亢進症を起こしている。かなり重い悪性の脳腫瘍。グズグズしてたら死んじゃうの!」と一蹴し、取調べよりも手術が先だと主張する。
天堂は大臣からの話は伏せて「大門先生、あなたはいつも通り治療に全力を尽くしてください」と話し、海老名には「なぜあなたは主治医を大門先生と代わられたのですか?」と尋ね、海老名は何も言えなくなる。
六甲はフリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)と高校時代の同級生で、城之内に「同級のみんなは驚いているだろうな。クラスで一番成績の悪かった僕が、恐らくクラスで一番金持ちになった。金は良いぞ。みんなが振り向いてくれる。振り向かせることもできる。『世の中は金じゃない。金で買えないものもある』知ったような顔をして言う奴らもいるけど、そんな奴らがただひがんでいるだけの薄汚い無能な虫けらに見えてくる。金を手にするって事はつまりそういう事なんだって分かったんだ。変わらなきゃここまで来れなかった。(自分の余命は)もう長くないんだろ?金で買えないものもある。気づいた時にはあと(余命)6か月か…」と話す。
カンファレンスで、阿智が六甲の手術説明を行い、左前頭葉に広範な浮腫を伴う7センチの腫瘍が認められてブローカ野(脳の運動性言語野)に近接して浸潤している恐れがあることから、覚醒下開頭グリオブラストーマ切除で全ての腫瘍を取りきることを話す。
そして未知子は、強引に切り取れば麻痺や失語症に陥る可能性があることから、そうならないために覚醒下手術すると話す。
六甲本人に手術の説明をすると、六甲は人には話せない大きな秘密を持っていて自分の死を待ち望んでいる人がいると話すため、城之内は「あなたがどんな秘密を持ってるか知らないけど、法に触れることしたならちゃんと話しなさいよ!死んで逃げようなんて、ほんと最悪ね!」と怒り、未知子は「死ぬんだったらオペの後にしてくれない?私がオペ出来ないじゃん」と言って去っていく。
オペは事情聴取後にしてほしいと話す市川検事に対して天堂は「オペに立ち会われてはいかがでしょうか?いかなる時も命を第一にと考える我々の姿勢をご覧になればいい」と言って、市川検事と海老名と加藤らがが見守る中で手術が行われることになる。
脳表を露出してから六甲を覚醒させて、六甲に問いかけて運動機能や言語機能を見ながら腫瘍を切除していくが、言語野に差し掛かったところで言語障害が起き始めたため、腫瘍が残ったまま手術を終えることになる。
すると、六甲が痙攣をし出し、その処置に追われている中で六甲は「金で買えないものを考えていた。正義なんてどうかな?」と言って、政治家たちへ配った賄賂の年月と金額を次々と話し始める。
未知子は、六甲の腫瘍切除面にカルムスチン(最新の抗悪性腫瘍剤)を留置して、残った腫瘍細胞の増殖を抑制・縮小させる処置をし、今後は抗ガン治療と化学療法によって延命できることになる。
六甲と特捜部と天堂の関係性を知らない海老名は、手術が成功したと嬉しそうに天堂に報告し、患者がオペ中に贈賄工作を告白したことまで伝えると、天堂は表情を崩さずに「報告ありがとうございました」と話し、海老名はそこで事態の深刻さを知る。
天堂は、抗議の電話をかけてきた大泉大臣に「我々医者の正義は患者の命を救う事ですので」と話すと、大臣は「私はじき逮捕される。そうなればあなたが進めていた日本医療産業機構も白紙にせざるを得ない。分かっているのか!?」と言われる。
領収書を持ってきた神原晶(岸部一徳)は「今回は検察当局に協力し、政界にうごめく汚れた疑惑を白日の元に晒すことができました。巨悪に染まることなく、正義を貫いた。これもひとえに天堂総長の卓越した良識がなせる業。この病院の評価もますます揺るぎないものになったと認識しておりますが」と話すと、天堂は「承知しました。見事なオペでした。大門先生にお伝えください、私が感謝していたと。くれぐれも」と笑顔を見せずに話す。
一人になった天堂は、テーブルを蹴りあげて・・・
というような内容でした。
天堂総長、怖い!!
クリーンを気取っているから、海老名や未知子には裏情報は伏せていたけど、それが仇となり・・・
そして、検察官にも「手術をご覧になれば?」なんて言っちゃうから・・・
遅かれ早かれ六甲は手術後に真相を話したような気がしないでもないですけどね。
表情を変えずに目力で抜群の怖さを発揮する北大路さんが、とても怖かったです!
そしてテーブルを蹴りあげたところなんて・・・ゾクゾクしました!
覚醒させて手術する方法があるのですね~。
観ていて気持ちのいいものではなかったですけど
3万円を2万円に値切ってしまうエビちゃんw
そして、患者が告白したことを大喜びして天堂に報告するなんてwww
相変わらずお馬鹿な感じが満載でしたね。
でも、狙ってしているのではなく天然だから、まだ生き延びることができているのでしょうね。
狙ってアレだったら即追放ですけど、主治医を断ったことにしろ色々と際どい所で生き延びているような気がします
未知子が、銭湯でスマホのメールを見て大喜びしたのは、一瞬「近藤先生登場フラグ」かと思ってしまいました
まさかの振り込め詐欺とは・・・
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