隠蔽捜査 第10話

第10話　「変人コンビ最後の事件…誘拐された国会議員！要求は死刑囚の釈放」

警視庁大森北警察署署長・竜崎伸也（杉本哲太）の長男・邦彦（佐野玲於）が東大入学２次試験を翌日に控えた日、大森北署に幼馴染で同期の警視庁刑事部長・伊丹俊太郎（古田新太）がやってきて、かつて警視庁のキャリア官僚で現在は衆議院議員・中丸真造（五王四郎）の秘書をしている田辺勇作（加藤虎ノ介）から極秘の捜査依頼が入ったと告げる。
中丸氏は福岡から羽田空港を経て東京へ戻る予定が、空港へ迎えに行った運転手もろとも行方不明になってしまったのだが、今までも度々連絡が取れないことがあったので、内々で捜査してほしいというものだった。
そんな中、路上に放置されていた車の中から男性の刺殺体が見つかったという報告が入ったため、車のナンバーと男の顔を確認すると、刺殺体は中丸の運転手・平井進（山崎画大）で、車両も中丸事務所の物だったが、中丸の姿はなかった。
竜崎は伊丹に連絡し、内密な捜査の域を超えたとして大森北署に捜査本部を立ち上げることにし、連絡を受けた警察庁長官官房審議官・牛島陽介（神保悟志）が長官官房長・榊重臣（大石吾郎）に報告すると、官房長は大きく動揺する。
大森北署に犯人を名乗る人物から電話が入り、警視庁刑事部ＳＩＴ係長・下平栄介（斎藤歩）が対応するが、犯人は事件を報道するよう要求しただけで電話を切り、逆探知で神奈川県の公衆電話から掛かってきたことが分かる。
刺殺体が見つかった車には、他の車にぶつけられた接触痕があり、接触した車もまもなく見つかるが、それは盗難車で、犯人の痕跡は全くなかった。
再び犯人から連絡が入り、横須賀市内の公衆電話から電話を掛けてきたことが分かるが、犯人は事件の報道のみを要求して切り、下平が「人質の安全を考慮して、ある程度のエサを与える必要がある」と進言するため、竜崎は誘拐事件について要点を限定して夕方のニュースで流すことにする。
そのニュースを観た警察庁・長官官房総括審議官・上條貴仁（生瀬勝久）は、過去に中丸議員について調べていた資料を探し始める。
犯人の使っている公衆電話の音声からは、車や電車の音など雑踏が全く入っていなかったことから、駅や道路沿いなど交通量の多い所は省いて捜査することにする。
犯人が車を乗り捨てた場所は海のすぐそばで、横須賀までの目撃情報が全く上がってこないことから、犯人は水上ボートで横須賀まで行ったのではないかと考えて、港周辺での聞き込みをしたところ、午前中にプレジャーボートが出ていったとの目撃情報が上がる。
伊丹は神奈川県警刑事部長・本郷芳則（池田正典）に捜査協力の依頼をし、前線本部長を神奈川県警から出すのは難しいと言われたため、伊丹は竜崎に前線本部長となるように頼む。
前線本部長の件を聞いた竜崎のかつての部下で長官官房総務課課長補佐・谷岡香織（青山倫子）は、竜崎に電話で神奈川県警捜査第一課長・板橋武（小木茂光）は警視庁をことさら敵対視しているから気を付けるよう進言し、牛島は竜崎が上手く事件を解決すればまた警察庁に戻ることが出来るかもしれないと伝える。
自宅に戻った竜崎は、高熱を出してしまった邦彦に「何事も万全の態勢で臨めるとは限らない。こういうときこそ、日頃の準備が物を言うんだ。焦る必要はない。体調が悪いと、どうしても集中力が落ちてケアレスミスが増える。だから、いつも以上に注意するんだ」と励ます。
翌朝、横須賀南署に着いた竜崎は、キャリア官僚の横須賀南署署長・島村明彦（水橋研二）らの出迎えを受けるが、本郷や板橋を始めとする神奈川県警の捜査員の対応は明らかに悪い。
そんな中、最高裁判所で小宮山耕吉被告に死刑判決が出たというニュースが入り、神奈川県警の捜査員達は手を叩いて喜ぶ。
刑事・戸高善信（安田顕）から、犯人が乗ったプレジャーボートを横須賀の大津港で発見したとの連絡が入り、警視庁の捜査員が横須賀で捜査していたことについて板橋は激怒するが、竜崎は「私はこの前線本部に対して全責任を負うためにやってきたのです。私の指示に従ってください」と言い放つ。
その頃、警察庁では上條が官房長に「湾岸カジノプロジェクト」という中丸議員が関与していた資料を見せて、官房長室に入っていく。
犯人から電話が入り、小宮山耕吉被告を釈放するよう要求してくる。
神奈川県警捜査員は、竜崎の意向に反して小宮山の周辺の聞き込みを行って、小宮山の減刑活動をしていた実の弟で船舶免許を持ち、半年前から行方不明となっている小宮山英二（森下亮）を誘拐犯人と睨んで、その行方を追い始める。
犯行に使われたプレジャーボートの所有者・倉持勲の息子・雅史（川原一馬）が行方不明になっていることが分かり、竜崎は指揮本部の捜査員に捜査するよう命じる。
夜になり、犯人から「早く決断しろ。小宮山を釈放するか、中丸を見殺しにするか。二つに一つだ」という電話が入るが、捜査員を配置していた３つの公衆電話ボックスではその時間に電話を掛けていた者はおらず、竜崎はうなだれる。
そんな中、邦彦が入試会場で倒れて病院に運ばれ・・・


というような内容でした。

「警視庁ｖｓ神奈川県警」・・・嫌な争いですね
現に誘拐されている人がいて、しかも国会議員だというのに、神奈川県警は全く協力的ではないという・・・。
変人・竜崎ｗは、どう打開していくのでしょう？？
今回は、変な所で意地を張っている神奈川県警に、後半はずっとモヤモヤしながら観ていました

でも、竜崎を横須賀南署に送り込む時の、伊丹の発言が可笑しくて、爆笑してしまいました（笑）
　「采配を振るえるのは、お前のような変人だけだ！」←確かにそうかもｗ
　「頼むよぉ～竜崎ぃ～！」←なんて可愛らしい声なんだｗ
　「上條の祟りを払えるのはお前だけだ！」←上條はまだ死んでないよｗ
　「よっ！警視庁一の変人！ブレない男・竜崎伸也！」←これが一番笑ったｗｗｗ
前線本部長が竜崎じゃなかったら、すぐに神奈川県警に主導権が移って、神奈川県警の手柄になるのでしょうね

最後のシーンで、犯人が電話で話していた公衆電話、駅のすぐ横でしたね・・・
犯人が使っていたボイスチェンジャーが、雑音を消す性能を持っているってことなのかな？
板橋は、公衆電話のカラクリに気づき始めているような素振りをしていたような？？
きっと横須賀南署の署長も警察庁のキャリア出身だから、板橋は署長にすら好意的ではないのでしょうね。。。

上條は、官房長の顔色が変わってしまうような機密情報を手にしているようで・・・
そういう隠し玉をたくさん持っているから、これまでもそういうのを元に色々な所で脅したりなんだりして、今の地位を確保していたのでしょうね
上條が、左遷or退職の道ではなく、今の地位をそのまま維持するのか・・・最終回が楽しみです。

オジサマ率が高いこのドラマ
神保さんが出てきた時に「このオジサマは第何話で、どんな役どころで出てきたっけ！？」と、一瞬混乱してしまいました（笑）
第１～２話で竜崎の上司役をなさっていた方でした～。
最終章も新たにベテラン俳優の方々が新加入して、安定の演技で安心なのですが、私の記憶力が悪いせいか、ちょっとたまに混乱してしまいます

来週で最終回。
問題の糸口が全く出ていないので、あと１時間で終わるのか！？とは思うのですが、今までこのドラマは期待を裏切ることなくキッチリスッキリ解決してくれていたので、きっと期待通り（もしくは期待以上）のラストになってくれるものと、私は勝手に安心しています（笑）
「Ｓ」は期待通りにモヤモヤした最終回でしたけどね

三村君は出てこなさそう？（←これを気にしているのは私だけですね）

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