emitanの心にうつりゆくもの

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半沢直樹 第7話

2013-09-02 19:45:41 | 2013夏ドラマ
第7話 「半沢が土下座する!絶体絶命の大ピンチ」

東京中央銀行に金融庁検査にやってきた金融庁検査局主任検査官・黒崎駿一(片岡愛之助)に対して、営業第二部次長・半沢直樹(堺雅人)は伊勢島ホテルの経営内容について説明を始めるが、ホテルが再建の柱としているITシステムを構築している外注先「ナルセン」に多額の設備投資をしているという話を聞いた黒崎は、やや表情を変える。
黒崎は、伊勢島ホテルの120億円の損失補てんについての説明を求め、半沢は社員寮などの施設売却や関連企業の保有株売却等で資金を捻出すると話すが、黒崎はそれでは50億程度にしかならないと声を荒げ、「次の聞き取り調査までに120億の確実な補填案が示せなければ、伊勢島ホテルは実質破たん先として即、分類しますから。そうなると御行には概算で1,520億860万円の引当金を積んでもらうことになりますから」と言い放つ。
半沢は、京橋支店長・貝瀬郁夫(川原和久)に会いに行き、課長代理・古里則夫(手塚とおる)が貝瀬宛に書いた伊勢島ホテルの120億円運用損失の報告書のコピーを見せるが、貝瀬は「私がその人(自分に揉み消すよう指示した人)の名を言った所で何も証拠が無い。私の証言など、その人なら簡単に覆してしまう。君たちにも勝ち目はないよ。これ以上この件に触れない方が身のためだと思うがね」と話し、半沢が常務・大和田暁(香川照之)の名前を出すと、貝瀬は「そうだ…と言ったら、その報告書を処分してくれるのか?(処分しないの)だったら、もう話す事は何も無い!(今その報告書を出したら)金融庁にバレて銀行は大変なことになるぞ。銀行のためを思うなら大人しくすることだ」と言うため、半沢は「(金融庁検査が終わったら)容赦しねぇぞ、覚悟しとけ!」と言い放って帰って行く。
営業第二部で手分けして伊勢島ホテルの余剰資産を洗い出した結果、伊勢島ホテルの聖域と呼ばれる資産=先代の会長が持っている絵画コレクションと美術館建設をするために購入した不動産があることが分かる。
半沢は、これらの資産を売却するように社長・湯浅威(駿河太郎)に進言するが、湯浅は「それらを売ることは父は許さないでしょう。伊勢島美術館の建設は、会長に退いた父の最後の、いや最初からの夢だったんです。私もできる事ならかなえさせてあげたい」と話すため、半沢は「経営危機の時だからこそ出来る選択もあるはずです。その聖域に踏み込まなければ、このホテルを苦しめる先代の呪縛は永遠に解けないんじゃありませんか?」と話して会長を説得するようお願いする。
家に帰った半沢は、クローゼットに入れていた疎開資料の入った段ボールについて妻・花(上戸彩)に文句を言われ、「もしこの疎開資料が金融庁の奴らに見つかったら、俺は懲戒解雇だ。そうなったら君たちを養うこともできなくなる。万全な事を考えたら自宅が一番なんだよ。我慢してくれ」と説得する。
その頃、タミヤ電機で一人で残業をしていた経理部部長・近藤直弼(滝藤賢一)は、机の上に置いてあった決算資料をしまうために、普段置いてある鍵つきロッカーに戻すべく、経理課長・野田英幸(利重剛)の引き出しにあるスペアキーを探し出してロッカーの鍵を開けるが、そこには同じ表題なのに別な数字の決算資料が入っており、タミヤ電機が5年前から粉飾決算をしていたことを知る。
翌朝、半沢が出社すると、黒崎が既に来ていて、「あなたのご自宅にお邪魔させていただきたいの。あなたの自宅に伊勢島ホテルに関する疎開資料があると、内部告発があったのよ。内部告発があった以上、こちらとしても一応確認しない訳にはいかないの」と言って、ビデオチャットで半沢の自宅の捜索の様子を見せる。
金融庁の職員は部屋の隅々まで捜索するが、資料も段ボールも何も見つからず、黒崎はイライラしながら帰って行く。
疎開資料の入った段ボールは、花が邪魔だったからと実家に既に送っており、黒崎は宅配業者から発送先を聞いて花の実家に職員を行かせるが、その前に半沢の部下が花の実家から段ボールを回収する。
そんな中、半沢の元に湯浅社長から連絡が入り、会長の説得が出来なかったことを告げられる。
そのため半沢は、余剰資産の更なる洗い出しに全力を注ぐが120億にはなかなか到達せず、夜中に応援にやってきた渡真利忍(及川光博)と近藤と3人で作業を続ける。
そこで、近藤が自分の会社の粉飾決算について「とにかく全部正直に銀行に話すよ。その上で、何とか融資を継続してもらえるように頭を下げるしかない。(社長に)納得してもらえなくても、それしか本当の意味であの会社を救う方法はないと思う。今さら人の良い経理部長をやるつもりはないね。でもあんな会社でも、今の俺の居場所はタミヤ電機だ。俺は本気であの会社を良くしたいと思っている。見捨てる訳にはいかない。たとえ社長と殴り合ってでも、タミヤ電機を変えてみせる!相手の顔色をうかがうのはもう止めたんだ。本気でぶつかるってのは、そういうことだろ?」と話すのを聞いて、半沢は「お前の言うとおりだ。ありがとう」と近藤に話し、事務室から飛び出していく。
半沢は湯浅社長に、絵画を売ることを許さないのなら会長を更迭するよう進言し、「人事権を使って(他の社員を)脅してでも同意させるんです。先代の残した悪しき風習を断ち切るおつもりなら、あなた自身の手で会長からこの伊勢島ホテルを取り上げるべきだ。あなたのビジョンは間違ってはいません。あとはそれを成し遂げる強い信念を持てるかどうかです。伊勢島ホテルを救う可能性が1%でもあるのなら、私は鬼にでも悪魔にでもなる!」と話す。
伊勢島ホテルの会長は湯浅社長に「好きにしろ」と話し、湯浅社長は「オヤジはこうなる事を望んでいたのかもしれない。初めて腹を割って話せた気がします」と半沢に報告する。
翌日、金融庁の聞き取り調査の時に、半沢は「会長を更迭し、全ての絵画を差し押さえ、売却することに致しました」と黒崎に告げる。
すると黒崎は「120億円の補てん、認めてあげる。よくできました」と話すが、伊勢島ホテルが最新のITシステムを外注している「ナルセン」が経営破たんの可能性があることを告げる。
真っ青になった半沢は、慌てて伊勢島ホテルに駆けつけるが、そこには既に大和田が伊勢島ホテルの専務・羽根夏子(倍賞美津子)と共に待ち構えており、大和田は湯浅社長に「(打開策が)私にはある。率直に申し上げる。経営体制の変更をお願いしたい。実は金融庁の黒崎主任検査官には既に打診をしてある。一族経営を捨てて、新しい可能性を模索するのなら、分類するかどうかの判断を来期1年間猶予してもらえることになってる。心配には及びませんよ。後任にはこのホテルのことを誰よりも良く分かっている羽根専務についていただく」と話す。
そして半沢には「君には今日付けで担当を外れてもらうから。今まで本当にご苦労様。あとのことは安心して私にお任せください」と話す。
時間が欲しいと懇願する半沢に、大和田が「口だけじゃ伊勢島もうちの銀行も潰れてしまうよ。だったら土下座でもしてみるか。前にも君は言っていたよね?地べたを這ってでも土下座をしてでも、この伊勢島ホテルを立て直して見せるとね。さぁ、私に君の覚悟を見せてくれ」と言うため、半沢は握り拳をきつく握りしめた後、大和田に「もう少しだけ時間をください。お願いいたします」と言って土下座をし・・・


というような内容でした。

いやぁ、ほんと腐った銀行だなぁ
というか、大和田が腐ってる!
弱者に土下座させて、でも土下座をさせても許す考えは全くないという、本当に悪趣味以外の何物でもない・・・。
そんな大和田に群がっている人たちが、半沢によって一人消え(第1部の浅野支店長)、もう一人消えつつある(貝瀬支店長)のだけど(あとは、机バンバンの小木曽も消えたけど)・・・。
大和田は、羽根と結託して、何をしようとしているのでしょうね?
120億の損失を出した羽根が社長になるなんて信じられないけど、羽根の取り巻きが伊勢島ホテルの取締役内にウジャウジャいるってことなんですよね?
そんな羽根に同調する役員たちは、社長が求める「変化」を求めていないという事なのでしょうが・・・。
そこらへんが描かれていないけど、キャスティングで「羽根=悪者」と断定できるのが、このドラマのある意味凄いところですよね(笑)

そして大和田は、金融庁の黒崎にも根回しをしているようで・・・。
黒崎は半沢に対して西大阪スチールの恨みを持っているから、半沢を陥れるための提案(&内部告発)なら、喜んで受け入れる感じなのでしょうかね。
こちらも悪趣味だなぁ。
まぁ、大和田に比べれば、ギリギリ「職務に熱心に取り組んでいる」とも見えますけどね。
冒頭のシーンで、黒崎が半沢に「運命って信じる?私は信じるわ。あなたとまたこうして会えたんだもの」と話したのには笑ってしまいました。

金融庁検査って、必要であれば社員の自宅にまで入り込めるのですね
そして、宅配業者から宅配先まで聞き出せるのね
さすが財務省・・・怖すぎです!!
そんなお役人に、花がビシッと言い放ったのは爽快でした

近藤、すごく活き活きとしていて、ヤル気がみなぎっているのはいいのだけど、何だか心配なのは私だけかしら?
何事もありませんように・・・(ありそうな気配がプンプンしていますけど

前回、私は、「『ホームレスの女(倍賞さん)』が『弥太郎(大河「龍馬伝」の時の香川さんの役名)』と裏でつながってるね」と書いたけど、
昨日ツイッターでリツイートされていたツイートで、倍賞さんは「弥太郎のお母さん役だった」と書いてあって、「そうだった!!」とやっと気づきました。
でも、倍賞さんは「弥太郎のお母さん」の印象は私の中で消えていて、「梅ちゃん先生」のおばあちゃんか、やっぱり「TAKE FIVE」のホームレスの女かなぁ・・・
と、また「半沢直樹」から脱線してしまい、申し訳ありません

半沢が、どう大和田&羽根を追い詰めていくのか?
「土下座」の倍返しをするために何を大和田にさせるのか!?(笑)
来週も楽しみです

※これまでの感想
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4 コメント

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こんばんわ~♪ (きこり)
2013-09-02 20:47:16
いや~今回もヒヤヒヤ場面結構ありましたね~
あの半沢の自宅捜索は、見ながら、キャーー!花!早く隠してーー!って叫んじゃいましたよ~
でも、花の偶然の機転で助かってよかった!
ビシッと検査官に言ってくれたのも気持ち良かったよね。
そして、半沢の『ええ、自慢の妻です』にどきーん!よ(笑
大和田と羽根は最終的に何がしたいんでしょ?
伊勢島ホテルと関わって、そんなに大和田にうまみがあるとも思えないけど。金だけなのかな~?
今回の半沢の土下座で倍返しがさらにボリュームアップしそうで楽しみですなぁ・・・
返信する
>きこりさんへ (emi)
2013-09-02 21:27:05
きこりさん、コメントありがとうございます!

半沢の自宅捜索は、ドキドキヒヤヒヤでしたね!
半沢も観念した表情を見せていましたし。
あんなデカイ段ボール、いくらなんでも隠し通せないだろう!と思ったら、そんなウルトラCがあるとは!と、感心しました(笑)
さすが半沢の妻、検査官へのタンカの切り方は抜群でしたね(^^)v
「自慢の妻です」と言った時の堺様の優しい表情を見て、私も頬の筋肉が緩みました(*^_^*)

大和田と羽根が、何を目指しているのか、私もまだ見えてきません。
伊勢島ホテルを牛耳って、大和田は銀行の頭取になって・・・そのためだけにこんなに危険な橋を渡るのでしょうか??
今後の興味は尽きませんね。

>今回の半沢の土下座で倍返しがさらにボリュームアップしそう
私もそう思います!
土下座の「倍返し」は、何なんでしょうね!!
大和田が本当に憎らしいから、期待は高まりますね♪
返信する
こんちは (愛植男)
2013-09-03 12:52:16
最近ずっと雨ばかりで欲しい時は降らないで要らない時はよく降ります。

会社のトップになることはサラリーマンの夢でしょうか?
牛耳れば自分の年収も思いのままとはいかなくても、それだけの利益を上げれば年収もアップすることを役員会に提案できますから。
トップになるとその他の利益というのが必ずありますから懐はぬくぬくとなりますよ。

こうなるのも本業の利益は確保しなければ、その地位自体も危なくなったのでは意味はないですが。

あの二人とも銀行とホテルを理想の会社にしようとか、そんな想いは見えてきませんけどね。

それにしても花はすごいです。
後片付けしろ、ともっと言って欲しかったのが本音なんですが、なかなかそこまでは無理ですかね。
返信する
>愛植男さんへ (emi)
2013-09-03 18:51:14
愛植男さん、コメントありがとうございます!

>トップになるとその他の利益というのが必ずありますから懐はぬくぬくとなりますよ。
報酬は増えるし、大和田は自分の思いのままに資金を運用できると思っているから、ああして裏で色々と良からぬことをして私腹を肥やしていると、欲は際限なくなるのでしょうかね(^_^;)
でも、おっしゃるとおり、本業の利益が無くなってしまったら意味は無いですよね。

>あの二人とも銀行とホテルを理想の会社にしようとか、そんな想いは見えてきませんけどね。
そうですよね!
あの悪だくみ(?)に、しっかりとしたビジョンがあるのかないのか、私も全く見えてきません。
そして120億もの損失…そんなに損失を出しておいて社長になろうとする神経が理解できません(^_^;)

金融庁職員に、半沢の自宅を片付けさせてほしかったですね!
でも、花も、さっきまで家にヤバイ書類があったことを知っていたから、そこまでは言えなかったのかな?(笑)
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