第7話 「女と男~選ばれるのは誰?」
星野友美の乳がん手術は終了し、夫・洋介(藤木直人)と息子・健人(橋來)がお見舞いに行くと、同じく早川薫がお見舞いにやってきて、洋介は「色々とありがとう」とお礼を言う。
洋介と健人が帰った後、友美(姿は薫/石田ゆり子)は薫(姿は友美/永作博美)に「私たちずっとこのままなのかな?こんな風になって、それでもずっとどっか夢の中っていうか、現実味がなかったのよね。でも今回の事(手術)はさすがに違った…現実すぎた。それまでは頑張ればいつかきっと元に戻るってどっかで思ってたんだけど…」と話すと、薫(姿は友美)は「このまま入れ替わったまま生きていくしかないんだとしたら、友美が健人君のママに戻れないんだとしたら、私は健人君と暮らす、母親として。あなたは洋介さんと暮らす、女として。私は母になり、あなたは女に戻る…どうかな?辛いとは思うんだけど、健人君には会いたい時に会えばいいし」と話す。
友美(姿は薫)が「私、ヒドイ母親かな?」と言うと、薫(姿は友美)は「そんなことないよ。洋介さんに話してみよう。私、きっと分かってくれると思うんだ。私たち二人がそれで幸せなんだって言えば。それにあの人、本気で私たち二人の事、好きでしょ?」と話し、友美(姿は薫)も同意する。
退院した友美と薫が洋介に二人が出した結論を伝えると、洋介は驚いた表情を見せながらも「…分かった。それが君たちが幸せになる道なんだよね?体の事は本当に一人で大丈夫?」と話し、友美が頷くと、洋介は健人に「パパとママは今日から別々に暮らすことになったから、健人はママの事守ってあげて。できる?頑張れるよな?」と説明する。
薫(姿は友美)は健人と2人で生活をし、友美(姿は薫)は洋介と暮らし始め、友美も薫も親友・三上春子(佐藤仁美)に電話を掛けるが、春子は全く電話に出ない。
その頃春子は、夫・光雄(尾美としのり)から離婚を持ちかけられ、更に洋介と薫が不倫していることも光雄から聞いて、ショックを受けていたのだった。
春子が光雄に「普通ね、考えるだけで実行には移さないのよ。慰謝料1億円払えるのか?アンタがしようとしていることはね、貧乏人がすることじゃないの。金で気持ちを解決できるような、力がある男がする事なの。アンタにはその資格はないの!」と怒鳴ると、光雄は「どれだけ金があるかと恋愛は関係ないだろ!お前の友達のダンナみたいな男ならいいのか?星野さんみたいな。何だ知らないのか?親友じゃなかったのかよ?俺なんか問題じゃない位凄いんだぞ」と言ってしまい、友美と洋介と薫の関係を話さざるを得なくなり、光雄は家を出て遠山冬子(谷村美月)の元へ行ってしまう。
光雄は、冬子と一緒に買い物に出かけるなどするが、子供連れの家族を見るとふと目が行ってしまい、家の中でも物思いにふけった表情を時折見せるため、冬子が「何考えてたの?後悔してるんでしょ?奥さんの事とか家族の事考えてる顔だった。戻りたいんでしょ?」と尋ねると、光雄は「そうじゃないよ。でも、子供には悪いなって思ってるのは確かだし…」と話して気まずい雰囲気となる。
光雄は、カフェで会った洋介に春子と冬子の一件を話して「どっちを選んでも地獄なのかもしれませんね、不倫てのは」とぼやき、冬子の誕生日に外食に連れて行きたいため店を教えてほしいと洋介に頼み、そのレストランの予約をする。
洋介の近況を聞いた光雄は、友美と薫が決めたという事がさっぱり分からないと話すと、洋介は「想定通りにいかないっていうのは、よく分かりました。でも翻弄されたくないんですよ。だって悔しいじゃないですか。だから全部受け止めて楽しもう、そう思ってます」と言って笑う。
光雄が出て行って1週間が経ち、春子は友美と薫に「凄く高くて美味しいレストランで緊急集合。二人の奢りで」とメールを送り、友美と薫はレストランを予約して3人で会う事にする。
春子は先に着いて既にワインを飲み始めており、2人に向かって「あの色ボケ亭主なら出て行きました。いいの、それは。だって、男ってそういうもんなんでしょ?知ってます、あなたたち二人の秘密なら。私はいつでも二番目。そうなのよ。うちの亭主はあっさり若い女選ぶし、子供たちだって…私軽い感じで聞いてみたの。もしお父さんとお母さんが離婚しただどっちと暮らすかって。そしたら迷わず二人ともお父さんだって。どういう事よ、それって。責めてるんじゃなくて、二番目なんだと思ってた。それはずっと感じてた。でも二番で良いと思ってたし、二番でいられるだけ幸せだと思ってた。でもさ、このタイミングでそれを改めて見せつけられるのはキツイよ。だって、私を一番に思ってくれる人がどこにもいないじゃない。それにダンナの事、あなたたちに相談したり泣きついたりしたいのに、できないじゃない。できやしないじゃない。せめてこんな時位一番に考えてほしいのに、できないじゃない。だってそうでしょ?私がさ、ダンナの女の事、悪く言えないじゃない。薫と同じ立場でしょ。私、薫の事好きだから薫の気持ち考えちゃったし、そしたらもうあんまり責められなくなるし。友美は私と同じ立場に近いのかもしれないけど、薫のこと許してるみたいだし、洋介さんの事も。そしたらもう何も言えないじゃない。私だけ大騒ぎしてバカな子供みたいじゃない。私だけ置き去りみたいで、電話掛けられなかった。バカ!」と言って怒っていると、そこに光雄と冬子がやってくる。
光雄が慌てていると、冬子は席に座って春子に自己紹介をし、春子は冬子に「どこがいいわけ、一体?いいよ、あげる。私がこの男を選んだのは、私より冴えなかったから。だからこの人、私で舞い上がって幸せそうだったの。全然冴えなくてモテなかったこの人にとって、私は女神みたいなものだったの。私ね、自分に自信なんてないの。だから私をありがたがってくれるような男を選んだ訳。好みでも何でもないけど。だからそうじゃなくなったら意味ないんだ。ホント、詐欺みたいなもんだよ。もっと若いうちにいなくなってくれれば、他に探しようがあったんだけど、この年じゃキツイしね。私、ここにいる二人みたいに美人じゃないし。まぁ100%油断してたし。しょうがないとは思う。まさかこんなのに惚れる女がいるとは思わなかったから。だから、出ていきたいって言った時、無理やり繋ぎ止めても仕方ないし、幸せじゃないし、だからもういいや。どうぞご自由に」と話す。
すると冬子は「ありがとうございます。私も同じです。この人なら私を大切にしてくれると思いました。だってこの人にはもう次はないと思うんです。そういう人でないと嫌なんです。私、幼い頃から事故で足を悪くして、ずっとうつむいて生きてきました。男の人を好きになって、向こうも好いてくれたとしてもいつもどこか不安で、それに耐えられなくて自分から逃げてしまって。でも、この人ならそんな引け目を感じなくていいと思いました。(光雄をこの人だと思った時に)最初に奥様を見に行きました。『大丈夫、負けない』と思いました。おっしゃっていた通り油断全開でしたから。でも転勤で、私とはお別れだとこの人は言いました。冗談じゃないと思いました。今までの時間を返せと思いました。絶対許せないと思いました。失礼ですが、奥様には負けるのは嫌だったんです」と話す。
春子は「なるほどね、同じ事考えてた訳だ。ただ、ちゃんとすることはして頂きます。子供たちもいるし。家庭を壊したのはあなた達なんだから。私も仕事は探しますけど、それは計画にはなかった事だから。あなた言ったわよね、結婚した時に。私が将来のために仕事を続けた方がいいんじゃないかって言ったら、あなたは『いいんだ、大丈夫だから』って。それはあなたに責任があると思う。相当貧乏だと思うよ、この人ずっと。子供にはまだまだ教育費がかかるから。それでもいいのよね?あっという間におじいちゃんだけどね、こんなの。しっかり介護してあげてね。嫌になって返品されてもお断りだから」と話すと、冬子は「大丈夫です」と言って頷く。
店を出た春子は「どうしよう…あんなこと言っちゃった…」と言って号泣し、友美と薫は慰める。
帰宅した春子が黙ってソファに座ると、息子・翔太(今井稜久)と大樹(山崎智史)がゲームを一緒にしようと誘い、春子は泣きながらゲームを楽しむ。
友美は、再検査でがんの転移が2か所見つかり、ステージ4だと告げられて・・・
というような内容でした。
うーーーーーーーーー
ステージ4とか止めようよ~!
どんだけドン底に陥れるんだよ~!
ドラマなんだから、そこまで衝撃の展開を入れこまなくても描けるんじゃないの~!?
・・・と、このドラマについて今まで肯定的に捉えていたのですが、今回は最後の数分でドーン!と落ちてしまいました
こうなったら洋介!神原名医紹介所に行って、大門未知子にお願いしよう!!未知子は失敗しないから大丈夫だよ!!
「ドクターX」を観ていない方にはサッパリ分からない話題でスミマセン
まぁ、最後のシーンは置いておいて・・・
春子と光雄の修羅場、グイグイ来ましたね~。
「色ボケ亭主!」その通り!!
光雄は「恋」を選んだけど、やはり責任は取らないと・・・ね
まぁこの夫婦の展開は、よくドラマで描かれる「恋と愛は違う」「恋愛と結婚は違う」という言葉そのものだと思うのですが、光雄はいつ気づくのでしょう??
冬子は、貧乏人・光雄でも大丈夫だと言ったけど、まぁお金目当てではなさそうだけど、そんなにラブラブという訳でもなさそうだし、単に「引け目を感じない」というだけで光雄でいいのかな??
世の中には色んな男性がいて、もっと若い男性でも「カッコ良くて素敵な男ではないけど、冴えない顔でも優しい男」はいると思いますよ~。
光雄は、自信がない冬子の「背中を押してあげるだけ」で良かったのに・・・
そして予告編で春子が薬局に?
光雄は、そんな中でもすることはしていたということ!?
いやぁ・・・春子と冬子に散々な言われようだったので少し可哀想に思ったけど、やっぱり光雄もクズ男?
あっ、そういえば第一話の静岡の社宅から転勤する前夜に、お盛んな場面(←古い言い方でスミマセン)がありましたね(記事をアップする直前に思い出しました)
洋介は「体の調子、良くないんですか?」って春子に言ってたけど、人の奥さんの体調の異変に気づくんじゃなくて、自分の奥さんの事をもっと早くからしっかりと見てあげようよ!
と、まだ予告編ですが、勝手に想像を膨らませてツッコんでしまいました
さてさて、「私は母になり、あなたは女に戻る」という友美&薫の決断ですが・・・
入れ替わっている状態の中では、この状態が一番かな~と私も思いました。
一人の男を二人の女が共有するのは、精神衛生上やはり友美&薫としても健人にしても良くないのでは?と思っていたので。。。
友美(姿は薫)の身近に洋介も健人もいなくなるというのは、やっぱり可哀想すぎるという思いが私には捨てきれなかったので・・・。
健人が成長していく上では父親の存在はあった方がいいとは思うのだけど・・・
でも、友美の病状が進行してしまったようだし、予告編のアレは・・・戻る!?
真の姿に戻れるのだとしたら、やっぱり友美はガツンと自分の思いを洋介にブチまけて、洋介に自分の犯した罪を心底から分かってもらわないとダメだと思います。
洋介が友美を愛しているのは分かるけど、「友美も薫も」はダメだよ・・・
洋介は光雄に想定通りにはいかないって話していたけど、洋介が薫と一緒になるのは想定ではなかった、ということでいいのかな?
やっぱり友美と健人と一緒に住む事を想定していたのではないかな?
でも、友美の事を引き続き愛しているから(薫の事もだけど)、友美と薫がそう選んだのならそれを尊重したいと思って、薫と一緒になる事を受け入れた・・・。
「でも翻弄されたくないんですよ。だって悔しいじゃないですか」という発言は、男同士の会話の中で出た「強がり」と思う事にしようと思います
聞いた瞬間は「はぁ!?やっぱりこの男、おかしいんじゃね!?」と思いましたが、もう一度見直したら上のような見方も出てきまして・・・(藤木フィルター? (笑))
友美と洋介がガッツリとケンカをして、お互いの被っている鎧のようなものを捨てて、真の愛情を実現する展開があるといいなぁ・・・
やっぱり洋介の中の人のファンなので、そんな展開だといいなぁ~と思ってしまいます
友美にガッツリ感情移入しているから、というのが一番大きいのですけどね。
やっぱり入り込んでいますね、私・・・
________________
最後に、直人さんについて一点だけ。
友美&薫から「友美は健人を、薫は洋介を選ぶ」と聞いた時に、とても驚いた顔をして、友美と薫の両方の顔を確認した表情が、とても素敵でした
洋介の考えていることは理解できないけど、洋介が二人の事を大事に思っていることがよく分かった表情で、とても素晴らしかったです!!
※NHK-FM 12/6(土)18:00~18:50 「岡田惠和 今宵、ロックバーで ~ドラマな人々の音楽談議~」のゲストが、藤木直人さんです!!
脚本家の岡田さんが語る洋介像・・・興味津々です(是非とも聞きたい)
そして直人さんと何を話すのか・・・!?
とっても楽しみです!!
←web拍手です。
いつも押していただき、ありがとうございます!
拍手コメントも、とても嬉しく読ませていただいています!
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
※公式HP(こちら)
星野友美の乳がん手術は終了し、夫・洋介(藤木直人)と息子・健人(橋來)がお見舞いに行くと、同じく早川薫がお見舞いにやってきて、洋介は「色々とありがとう」とお礼を言う。
洋介と健人が帰った後、友美(姿は薫/石田ゆり子)は薫(姿は友美/永作博美)に「私たちずっとこのままなのかな?こんな風になって、それでもずっとどっか夢の中っていうか、現実味がなかったのよね。でも今回の事(手術)はさすがに違った…現実すぎた。それまでは頑張ればいつかきっと元に戻るってどっかで思ってたんだけど…」と話すと、薫(姿は友美)は「このまま入れ替わったまま生きていくしかないんだとしたら、友美が健人君のママに戻れないんだとしたら、私は健人君と暮らす、母親として。あなたは洋介さんと暮らす、女として。私は母になり、あなたは女に戻る…どうかな?辛いとは思うんだけど、健人君には会いたい時に会えばいいし」と話す。
友美(姿は薫)が「私、ヒドイ母親かな?」と言うと、薫(姿は友美)は「そんなことないよ。洋介さんに話してみよう。私、きっと分かってくれると思うんだ。私たち二人がそれで幸せなんだって言えば。それにあの人、本気で私たち二人の事、好きでしょ?」と話し、友美(姿は薫)も同意する。
退院した友美と薫が洋介に二人が出した結論を伝えると、洋介は驚いた表情を見せながらも「…分かった。それが君たちが幸せになる道なんだよね?体の事は本当に一人で大丈夫?」と話し、友美が頷くと、洋介は健人に「パパとママは今日から別々に暮らすことになったから、健人はママの事守ってあげて。できる?頑張れるよな?」と説明する。
薫(姿は友美)は健人と2人で生活をし、友美(姿は薫)は洋介と暮らし始め、友美も薫も親友・三上春子(佐藤仁美)に電話を掛けるが、春子は全く電話に出ない。
その頃春子は、夫・光雄(尾美としのり)から離婚を持ちかけられ、更に洋介と薫が不倫していることも光雄から聞いて、ショックを受けていたのだった。
春子が光雄に「普通ね、考えるだけで実行には移さないのよ。慰謝料1億円払えるのか?アンタがしようとしていることはね、貧乏人がすることじゃないの。金で気持ちを解決できるような、力がある男がする事なの。アンタにはその資格はないの!」と怒鳴ると、光雄は「どれだけ金があるかと恋愛は関係ないだろ!お前の友達のダンナみたいな男ならいいのか?星野さんみたいな。何だ知らないのか?親友じゃなかったのかよ?俺なんか問題じゃない位凄いんだぞ」と言ってしまい、友美と洋介と薫の関係を話さざるを得なくなり、光雄は家を出て遠山冬子(谷村美月)の元へ行ってしまう。
光雄は、冬子と一緒に買い物に出かけるなどするが、子供連れの家族を見るとふと目が行ってしまい、家の中でも物思いにふけった表情を時折見せるため、冬子が「何考えてたの?後悔してるんでしょ?奥さんの事とか家族の事考えてる顔だった。戻りたいんでしょ?」と尋ねると、光雄は「そうじゃないよ。でも、子供には悪いなって思ってるのは確かだし…」と話して気まずい雰囲気となる。
光雄は、カフェで会った洋介に春子と冬子の一件を話して「どっちを選んでも地獄なのかもしれませんね、不倫てのは」とぼやき、冬子の誕生日に外食に連れて行きたいため店を教えてほしいと洋介に頼み、そのレストランの予約をする。
洋介の近況を聞いた光雄は、友美と薫が決めたという事がさっぱり分からないと話すと、洋介は「想定通りにいかないっていうのは、よく分かりました。でも翻弄されたくないんですよ。だって悔しいじゃないですか。だから全部受け止めて楽しもう、そう思ってます」と言って笑う。
光雄が出て行って1週間が経ち、春子は友美と薫に「凄く高くて美味しいレストランで緊急集合。二人の奢りで」とメールを送り、友美と薫はレストランを予約して3人で会う事にする。
春子は先に着いて既にワインを飲み始めており、2人に向かって「あの色ボケ亭主なら出て行きました。いいの、それは。だって、男ってそういうもんなんでしょ?知ってます、あなたたち二人の秘密なら。私はいつでも二番目。そうなのよ。うちの亭主はあっさり若い女選ぶし、子供たちだって…私軽い感じで聞いてみたの。もしお父さんとお母さんが離婚しただどっちと暮らすかって。そしたら迷わず二人ともお父さんだって。どういう事よ、それって。責めてるんじゃなくて、二番目なんだと思ってた。それはずっと感じてた。でも二番で良いと思ってたし、二番でいられるだけ幸せだと思ってた。でもさ、このタイミングでそれを改めて見せつけられるのはキツイよ。だって、私を一番に思ってくれる人がどこにもいないじゃない。それにダンナの事、あなたたちに相談したり泣きついたりしたいのに、できないじゃない。できやしないじゃない。せめてこんな時位一番に考えてほしいのに、できないじゃない。だってそうでしょ?私がさ、ダンナの女の事、悪く言えないじゃない。薫と同じ立場でしょ。私、薫の事好きだから薫の気持ち考えちゃったし、そしたらもうあんまり責められなくなるし。友美は私と同じ立場に近いのかもしれないけど、薫のこと許してるみたいだし、洋介さんの事も。そしたらもう何も言えないじゃない。私だけ大騒ぎしてバカな子供みたいじゃない。私だけ置き去りみたいで、電話掛けられなかった。バカ!」と言って怒っていると、そこに光雄と冬子がやってくる。
光雄が慌てていると、冬子は席に座って春子に自己紹介をし、春子は冬子に「どこがいいわけ、一体?いいよ、あげる。私がこの男を選んだのは、私より冴えなかったから。だからこの人、私で舞い上がって幸せそうだったの。全然冴えなくてモテなかったこの人にとって、私は女神みたいなものだったの。私ね、自分に自信なんてないの。だから私をありがたがってくれるような男を選んだ訳。好みでも何でもないけど。だからそうじゃなくなったら意味ないんだ。ホント、詐欺みたいなもんだよ。もっと若いうちにいなくなってくれれば、他に探しようがあったんだけど、この年じゃキツイしね。私、ここにいる二人みたいに美人じゃないし。まぁ100%油断してたし。しょうがないとは思う。まさかこんなのに惚れる女がいるとは思わなかったから。だから、出ていきたいって言った時、無理やり繋ぎ止めても仕方ないし、幸せじゃないし、だからもういいや。どうぞご自由に」と話す。
すると冬子は「ありがとうございます。私も同じです。この人なら私を大切にしてくれると思いました。だってこの人にはもう次はないと思うんです。そういう人でないと嫌なんです。私、幼い頃から事故で足を悪くして、ずっとうつむいて生きてきました。男の人を好きになって、向こうも好いてくれたとしてもいつもどこか不安で、それに耐えられなくて自分から逃げてしまって。でも、この人ならそんな引け目を感じなくていいと思いました。(光雄をこの人だと思った時に)最初に奥様を見に行きました。『大丈夫、負けない』と思いました。おっしゃっていた通り油断全開でしたから。でも転勤で、私とはお別れだとこの人は言いました。冗談じゃないと思いました。今までの時間を返せと思いました。絶対許せないと思いました。失礼ですが、奥様には負けるのは嫌だったんです」と話す。
春子は「なるほどね、同じ事考えてた訳だ。ただ、ちゃんとすることはして頂きます。子供たちもいるし。家庭を壊したのはあなた達なんだから。私も仕事は探しますけど、それは計画にはなかった事だから。あなた言ったわよね、結婚した時に。私が将来のために仕事を続けた方がいいんじゃないかって言ったら、あなたは『いいんだ、大丈夫だから』って。それはあなたに責任があると思う。相当貧乏だと思うよ、この人ずっと。子供にはまだまだ教育費がかかるから。それでもいいのよね?あっという間におじいちゃんだけどね、こんなの。しっかり介護してあげてね。嫌になって返品されてもお断りだから」と話すと、冬子は「大丈夫です」と言って頷く。
店を出た春子は「どうしよう…あんなこと言っちゃった…」と言って号泣し、友美と薫は慰める。
帰宅した春子が黙ってソファに座ると、息子・翔太(今井稜久)と大樹(山崎智史)がゲームを一緒にしようと誘い、春子は泣きながらゲームを楽しむ。
友美は、再検査でがんの転移が2か所見つかり、ステージ4だと告げられて・・・
というような内容でした。
うーーーーーーーーー
ステージ4とか止めようよ~!
どんだけドン底に陥れるんだよ~!
ドラマなんだから、そこまで衝撃の展開を入れこまなくても描けるんじゃないの~!?
・・・と、このドラマについて今まで肯定的に捉えていたのですが、今回は最後の数分でドーン!と落ちてしまいました
こうなったら洋介!神原名医紹介所に行って、大門未知子にお願いしよう!!未知子は失敗しないから大丈夫だよ!!
「ドクターX」を観ていない方にはサッパリ分からない話題でスミマセン
まぁ、最後のシーンは置いておいて・・・
春子と光雄の修羅場、グイグイ来ましたね~。
「色ボケ亭主!」その通り!!
光雄は「恋」を選んだけど、やはり責任は取らないと・・・ね
まぁこの夫婦の展開は、よくドラマで描かれる「恋と愛は違う」「恋愛と結婚は違う」という言葉そのものだと思うのですが、光雄はいつ気づくのでしょう??
冬子は、貧乏人・光雄でも大丈夫だと言ったけど、まぁお金目当てではなさそうだけど、そんなにラブラブという訳でもなさそうだし、単に「引け目を感じない」というだけで光雄でいいのかな??
世の中には色んな男性がいて、もっと若い男性でも「カッコ良くて素敵な男ではないけど、冴えない顔でも優しい男」はいると思いますよ~。
光雄は、自信がない冬子の「背中を押してあげるだけ」で良かったのに・・・
そして予告編で春子が薬局に?
光雄は、そんな中でもすることはしていたということ!?
いやぁ・・・春子と冬子に散々な言われようだったので少し可哀想に思ったけど、やっぱり光雄もクズ男?
あっ、そういえば第一話の静岡の社宅から転勤する前夜に、お盛んな場面(←古い言い方でスミマセン)がありましたね(記事をアップする直前に思い出しました)
洋介は「体の調子、良くないんですか?」って春子に言ってたけど、人の奥さんの体調の異変に気づくんじゃなくて、自分の奥さんの事をもっと早くからしっかりと見てあげようよ!
と、まだ予告編ですが、勝手に想像を膨らませてツッコんでしまいました
さてさて、「私は母になり、あなたは女に戻る」という友美&薫の決断ですが・・・
入れ替わっている状態の中では、この状態が一番かな~と私も思いました。
一人の男を二人の女が共有するのは、精神衛生上やはり友美&薫としても健人にしても良くないのでは?と思っていたので。。。
友美(姿は薫)の身近に洋介も健人もいなくなるというのは、やっぱり可哀想すぎるという思いが私には捨てきれなかったので・・・。
健人が成長していく上では父親の存在はあった方がいいとは思うのだけど・・・
でも、友美の病状が進行してしまったようだし、予告編のアレは・・・戻る!?
真の姿に戻れるのだとしたら、やっぱり友美はガツンと自分の思いを洋介にブチまけて、洋介に自分の犯した罪を心底から分かってもらわないとダメだと思います。
洋介が友美を愛しているのは分かるけど、「友美も薫も」はダメだよ・・・
洋介は光雄に想定通りにはいかないって話していたけど、洋介が薫と一緒になるのは想定ではなかった、ということでいいのかな?
やっぱり友美と健人と一緒に住む事を想定していたのではないかな?
でも、友美の事を引き続き愛しているから(薫の事もだけど)、友美と薫がそう選んだのならそれを尊重したいと思って、薫と一緒になる事を受け入れた・・・。
「でも翻弄されたくないんですよ。だって悔しいじゃないですか」という発言は、男同士の会話の中で出た「強がり」と思う事にしようと思います
聞いた瞬間は「はぁ!?やっぱりこの男、おかしいんじゃね!?」と思いましたが、もう一度見直したら上のような見方も出てきまして・・・(藤木フィルター? (笑))
友美と洋介がガッツリとケンカをして、お互いの被っている鎧のようなものを捨てて、真の愛情を実現する展開があるといいなぁ・・・
やっぱり洋介の中の人のファンなので、そんな展開だといいなぁ~と思ってしまいます
友美にガッツリ感情移入しているから、というのが一番大きいのですけどね。
やっぱり入り込んでいますね、私・・・
________________
最後に、直人さんについて一点だけ。
友美&薫から「友美は健人を、薫は洋介を選ぶ」と聞いた時に、とても驚いた顔をして、友美と薫の両方の顔を確認した表情が、とても素敵でした
洋介の考えていることは理解できないけど、洋介が二人の事を大事に思っていることがよく分かった表情で、とても素晴らしかったです!!
※NHK-FM 12/6(土)18:00~18:50 「岡田惠和 今宵、ロックバーで ~ドラマな人々の音楽談議~」のゲストが、藤木直人さんです!!
脚本家の岡田さんが語る洋介像・・・興味津々です(是非とも聞きたい)
そして直人さんと何を話すのか・・・!?
とっても楽しみです!!
←web拍手です。
いつも押していただき、ありがとうございます!
拍手コメントも、とても嬉しく読ませていただいています!
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
※公式HP(こちら)
妻と愛人は納得していたけど、当の光雄がどんどん
魂抜かれていく様子がなんとも・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
もう光雄、家に帰りたいんじゃ・・・
ああいうの聞いちゃったら、今までみたいにラブラブでは
いられないんじゃないですかね~
>でも、友美の病状が進行してしまったようだし、予告編のアレは・・・戻る!?
そんな感じでしたよね。
そこに来て余命宣告とはヤダわーー
せっかく戻れるんだから、それぞれの人生を生きていって欲しいです。
洋介のフィリピンだかどこだかへの異動の話はどうなったのかしら~?
断ったんでしょうかね?
すごい修羅場でしたね~!
春子姐さん、メチャクチャカッコ良かったです!
光雄はスゴイ言われようで、ホントどんどん魂が抜かれていましたね(^_^;)
春子には言われ慣れていただろうけど、冬ちゃんにまで似たようなことを言われてしまっていたから・・・。
離婚届に判を押す前に冬子の本性を見ることができて良かったのでは!?
演じている尾美さんは、仕事とはいえここまで言われるなんて…と思ったそうです(笑)←先日の岡田さんのラジオでお話ししていました。
返品されるのか、自ら戻っていくのか・・・まだ間に合うはずだと思いますが・・・
>そこに来て余命宣告とはヤダわーー
いやはやホントですよね・・・
何とか名医に出会って生き続けてほしいです(涙)
苦しみは十分すぎるくらい味わっているのだから、心から笑顔になれる展開になってくれることを切に願っています!
洋介の海外話は、シンガポールですね~。
コンペが成功したらという事で、そろそろコンペの結果が出るって事なのかな。
もちろん断って、自らのこれまでの行いを見直して、考え方が変わっていくといいな~と願っています。。。
光雄に天罰下りましたねー(笑) 頭で考えてるだけなら、どんな男のエゴでも幸せにもっていけるけど、現実に行動を起こすのなら。。。地獄に落ちる覚悟が必要ですよねー!!
可哀想だけど、春子&冬子も自業自得だなぁ。自分に劣等感あるからって、人を格付けしちゃダメでしょ。だから、格下に見た男に蔑ろにされるなんてツラい思いしなくちゃいけなくなるんだよ。。。 まぁ、馬鹿男は馬鹿な事する上に責任も取れないってのが現実かも。
春子が妊娠することで、元鞘になってほしいですね。生まれてくる子供ももちろん、何より、お母さん思いの子どもたちの為に!!
話を本筋に戻して(笑)
友美と薫の出した結論。。。全然納得できないんですよねぇ。。。私。 母と息子ってそんなに繋がり薄いの?! 身体が入れ替わったって、心で繋がってるはず!! なんてのは、子供を持つ母としての夢かしら。。。(涙) 仕方がないので、脚本家(岡田さん)が男だからってことで我慢してます(苦笑)
洋介。。。フランス映画ってことで、考えるのを止めてます(笑)
友美の身体。。。転移が見つかってしまったけれど、大門未知子級の治療を受けて、絶対治ってほしい!!
すいません、感想ってより、願望でしたー(汗)
私も、友美と洋介はがっつり喧嘩した方がいいと思います! 二人ともごっつい鎧被っちゃってますよねー!! 夫婦なのに、本音をぶつけ合えずに終わっちゃうなんて、よくないと思いまーす!!!
またお話しできて、とても嬉しいです(*^_^*)
光雄、おっしゃる通り「地獄に落ちる覚悟」が無かったからエライことになってしまいましたね(^_^;)
春子と冬子は、自分に相当劣等感を持っているのでしょうけど、あんな風に露骨にパートナーの事を言うとは・・・
光雄の良いところ(優しいとか「こんな所もあるんですよ~」みたいな)を言い合うのかと思いきや、自分を崇めてもらえている等々ってのは、ビックリしました。
そういう気持ちは私も少しダンナに対して思う事はありますが(ゴメンナサイ!)、あんなことは言った事はないというか、「こんな私を拾ってくれてありがとう」みたいな感じで言うかな・・・と。
よく考えない光雄が一番悪いけど、春子も冬子も考え方を変えないといけないですよね~。
春子は既に言ったことに後悔していていますが。
私も、光雄が春子の元に戻ってほしい!いや、戻れ!!と声を大にして言いたいです。
光雄と春子の息子さん2人、シーンは少ないけど、とても良い子達ですよね~!
2人の育て方が垣間見れる、とても素敵な描き方だな~と思いながら観ています♪
友美と薫の出した結論は「健人が混乱しないように」だったのかな~と思いながら私は観ていました。
友美(姿は薫)は健人と一緒にいたいのは山々だったけど、健人は薫(姿は友美)にすっかり懐いていて全幅の信頼を寄せているから、心は薫でも姿は友美=「お母さん」を健人から引き離すことは出来なかったのでは・・・と。
で、薫(姿は友美)は、入れ替わる前は洋介を友美から奪っていたけど、流石に反省して洋介から離れる決意をした、ということなのではないかな?と。
あくまでも上は私の想像上なのですが。
もう少しそこら辺の友美と薫が葛藤する場面がドラマの中であったら良かったのに…ですよね(^_^;)
脚本家が男性という事で、しっくりといかない部分はちょこちょこあるのかもしれませんね~。
友美は、大門未知子に切ってもらって(笑)、治ってほしいですね!!
>夫婦なのに、本音をぶつけ合えずに終わっちゃうなんて、よくないと思いまーす!!!
私もそう思います!!
友美も洋介も、未だに本音を言えないでいて、見ていてもどかしいですよね。
2人ともカッコよく生きようとしすぎているけど、本音を言い合えば絶対にもっと温かい夫婦になれると思うのですが。
余命を告げられてしまいましたが(もちろん治ってほしいですけど)、悔いが残らないように全力でぶつかってほしいです。
あと2話、ドキドキしますね!