emitanの心にうつりゆくもの

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義母と娘のブルース 第3話

2018-07-25 16:53:41 | 2018夏ドラマ
第3話 「夫が私に解雇通告!?これが私の生きる道…PTAを全面廃止へ」

私は子供がいないのでPTAは経験したことがありませんが、女性が大多数の集まりのリーダーを10代と30代の時にやっていたので、今回のような揉め事はよく分かるというか・・・。
そして、いずれも何十年という長い歴史のある団体だったので、伝統やら、よく訳の分からない役割やら、昔のことを持ち出す古参の人がいたりやらで、新しいことをするのは本当に大変
もちろん、伝統や昔からの決まりごとにも意味があって、敬意を表すべきものも多いのですけどね。
私は、10代の時はやや失敗もあったのですが、30代の時は古参の人を中心に根回しをしまくって、全体での話し合いを重ねて、関係方面に何度も足を運んで説得をするなどして、2年かけて そこそこ大きいことができました。
それでも、その間の話し合いの場では、怒鳴りあいがあったり、泣いて訴える人もいたりで・・・
遺恨を残さずに結論を出すには時間がかかりましたね。。。

そんなこんなの経験があったので、今回のPTAの件は、とても興味深く観ていました。
宮本亜希子(綾瀬はるか)は性急に事を進めているけど大丈夫!?と心配したけど、PTA会長・矢野晴美(奥貫薫)と和解をして、PTA改革をすることになって・・・
さすがキャリアウーマン!!
娘・みゆき(横溝菜帆)にも分かってもらえて、とても良かったです!
どこまでが亜希子の想定通りだったのでしょうか?全部!?


ドラマでは、PTA役員たちが亜希子に運動会の役割について、なかなかスムーズに説明ができないなくて・・・
ずっと慣例で続いているものは、そもそもが分からないこともありますよね
どっちの気持ちも分かる・・・
でも、自分が説明できないから誤魔化すために逆切れするのはダメですよね

亜希子にPTAの役割について批判されて、腹いせに自分の子供にみゆきの家に行かないよう画策する母親たち・・・
みゆきは、友達を家に呼んでいいと言われて「ヤッター!」とガッツポーズしていたのにね

亜希子は「その輩たちの根城であるPTAを叩き潰し、廃止に追い込みます。ご心配なく。敵に気づかれぬよう水面下で動き、一気に奇襲をかけますので・・・勝てばいいんです。勝てば官軍ですから」と言い出して
PTA廃止署名に保護者の3分の1の数を集めていたところ、役員たちに呼ばれて、理詰めで追い詰めていくものの、
元キャリアウーマン・晴美に「現PTAは、一週間後の運動会について一切の協力をいたしません。PTAの活動など無くても学校は困らないのでしょう?だったら構わないんじゃないですか?どうします、宮本さん?」
と追い詰められて、
「では、PTAは抜き、私一人で運動会を成立させます」と言ってしまった亜希子

そんな窮地に追い込まれた亜希子に、夫・良一(竹野内豊)が素敵な言葉をかけていましたね
「僕は確かに今回の亜希子さんのやり方には賛成じゃありません。
 でも、亜希子さんの味方です。
 でも、家族ってそういうものですよね?
 ダメだから間違ってるからって、異動もリストラもできないですよね?
 じゃあ辞めてもらいますよ、みゆきの母親。
 今日をもって亜希子さんは解雇です!
 ・・・って、そんなのここまで来て嫌でしょ?
 その・・・僕だって嫌ですし。
 だから、一緒にいい結果になるように考えませんか?
 まぁ僕なんかじゃ頼りにならないかもしれませんけど、誰もいないよりはマシなんじゃないかな?」
本当にいいダンナさんだな・・・
こんな亜希子を説得できるなんて、良一もなかなかですよね~。
二人の馴れ初めが、ますます気になります!


先生に呼び出されて学校に来た亜希子にみゆきが「私のママなら、私が嫌われるようなことしないでよ!」と怒ると、
亜希子は先生に向って
「先生、子供がこんな発想になって良いのでしょうか?
 子供は親が嫌われるようなことをしたら、自分も嫌われると思っている。
 親は子供が嫌われることを恐れて言葉を飲み込み、陰口で憂さを晴らす。
 その背中を見て育った子供は思うでしょう。
 『長いものには巻かれればいい。強い奴には逆らうな。本当のことは陰でいうのが正しいんだ。だって、大好きなお父さんとお母さんがそうやっていたんだから』
 私事で恐縮ですが、私は大事な一人娘にそんな背中を見せたくはありません」
と言っていた姿は、本当にカッコよかったです!
みゆきの心に強く響き、一緒にいたクラスメート・黒田大樹(大智)も大きく感じるところがあったようですね。
みゆきも大樹も自発的に手伝うようになって・・・その流れが自然で、とても良かったです


それにしても運動会って、「こんなこと言うの?」という人も多いのですね
・お茶がないと怒鳴りだす来賓
・ケータイの充電を頼む保護者
・自分から言うのは角が立つと、席を移動しない保護者への注意を係員に頼む保護者
・忙しい亜希子に向ってアナウンスをするようせっつく教師
などなど。
でも、亜希子が係を一人でやっていると知り、みかねて保護者のみならず子供たちも協力し始めたり。
自分が何もしていないのはバツが悪いとして協力し始める保護者には苦笑いでしたが
でも、結果的に上手くいっただけで、一歩間違えば混乱して運動会の運営が崩れたかもしれない、紙一重だったような・・・。

亜希子もそれは感じていたようですね。
亜希子は晴美に
「証明されたのは、やはりPTAは必要だということなんじゃないでしょうか?
 業務をスリム化し、ハッタリの警官を置いたにもかかわらず、やはり私一人では回りませんでした。
 証明されたのはPTAという名であるかどうかはともかく、学校にとって保護者の組織はマストだということではないでしょうか?
 それに、この一日で私は何度も聞きました。
 『去年はこんなじゃなかったのに』『去年はやってくれていたのに』
 正直そこまでやるから大変になるのだと思う部分もありましたが、ずっと矢野さんがきめ細やかにお仕事をされていたことを感じました。
 ただ、理想と言われるかもしれませんが、保護者の組織は押し付け合いではなく、今日のようにポジティブに参加できる組織であってほしいと思います。
 そのための業務のリストラ、スリム化などの改革はなされるべきじゃないでしょうか?」
と提案し、
晴美も
「そこまで言うなら、私に仕事のやり方教えてください、元部長」
と言って握手をするという場面、とても良かったです


亜希子のデジカメは、やっぱりLUMIXでしたね(笑)
(はるかちゃんと健君がCMをしているから?)
でも、みゆきの姿は、ほとんど撮れず。
晴美が「私も子供の写真、撮れたためしがなかったので」と、良一とみゆきの二人三脚ゴールシーンを撮って送ってくれた場面にもジーンとしました


良一は、余命わずかと宣告されているのでしょうか?
奇跡がないと、来年の運動会は迎えられないの??
亜希子もそのことを知っているようですね。
原作を読んでいないので、とても先が気になります!


佐藤健君は、今度はタクシー運転手でしたが、毎週職業が変わって少しだけ出てくるだけなのでしょうか?


キャリアウーマンが専業主婦として奮闘する姿が本当に面白いし、
少しずつ家族になっている姿は微笑ましいし、
戦国武将のような演出も楽しいです。
セリフの
「あの女、夜も戦国なんだな」
「私、失敗したくありませんので」
「私の義母にとって、専業主婦は世を忍ぶ仮の姿。その実体は、どこまでもどこまでもどこまでいってもキャリアウーマンだった」
というのには大笑いしてしまいました。

まだ始まってない深夜ドラマがあるのでアレですが、今期で一番好きなドラマかも、です
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話+第2話
※公式HP(こちら
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2 コメント

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>まりりんさんへ (emi)
2018-07-31 14:25:34
まりりんさん、コメントありがとうございます!

そうなんです、あちらのドラマもいいドラマだと思うのですが、なかなか客観的に観れないですよね(^_^;)
このドラマは、楽しく笑える場面が多いので、毎週本当に楽しみです。
パパと娘の写メが送られたシーンは、感動しましたよね。
今後の予兆が入っていたので、これから少し心の準備が必要かもしれないですね・・・。

「dele」私も毎週録画にしています(^^)v

「ヒモメン」まさしくそうでしたね(^_^;)
窪田君は好きだけど、あまりにも…なので、ゆるっと見守っていこうと思っています。。。

日9の桃李くん、いい雰囲気ですよね♪
桃李君に竹野内さんに癒しをもらい、直人さんにはキュンとさせてもらっています(*^_^*)
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Unknown (まりりん)
2018-07-30 22:50:30
私も一番楽しみに見ています。あちらは私情が入り過ぎて(^^;

携帯に送られてきたパパと娘でゴールしたときの写真が、二人の笑顔が眩しくてホロリとしました。来年はもう一緒に運動会に出れない(多分)というのがわかっているからでもありますが、いい写真でした。

金曜日のドラマ面白そうですね、遅い時間なんで忘れずに録画して見ます。

ヒモメンは予想以上にヒモでしたね(^^;

竹野内さんも松坂さんも柔らかくていい感じです。
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