雲の上はいつも晴れ

不安も涙も乗り越えたぶんだけ笑える日が来る。

母の趣味

2024-01-16 01:26:25 | 日常の心情
私を30歳で産んだ母の趣味は
パチンコと
花を愛でることと
タバコを隠れて吸うことだった。

私は20歳になるまで
母がタバコを吸ってることを知らなかった。
徹底しすぎやろ!と思ったし
知ったときは驚いた。

田舎暮しでの精神的な苦痛から
ヒステリーが勃発し虐待していた母が
優しい顔を見せたのは
花を愛でている時だった。

一時期は菊にもハマってたし
花を生けることにもハマってた。
必ず1度は何かしらの賞は取ってから展示会に参加をするのを辞めてた気がする。

花を愛でてた関係で、
壺や花瓶作りにまで手を伸ばしていた記憶もある。
それも買い手がつく位にまではハマってた。

なんと言うか…
納得するまで、やりたいことをやり遂げる
信念みたいなものを感じるなぁ今は。

半ば完璧主義者。


そんな姿を見ていたからか
「花とかなんなん?」と若い頃は思っていた私も
35歳を過ぎた辺りから、
その魅力に少しずつ惹かれていった。

ヒスを起こす母が何故花を好んだのかわかった気がする。

色とりどりの花を見ると
心が元気になるから。
ついついジーと見てしまう。
にこにこしてしまう。
そうしてる内に「綺麗やなぁ」と
心の中で思って癒されてる自分がいる。

たくさんの切り花を集めて
花瓶に飾るのが好き。
ベースの色を考えて
花達の美しさを
引き立てていく事を考えるのが好き。

今同じように考えていることは、
アクセサリーを作ること。
世界にたった一つの自分だけのアクセサリー。

だからよく中国の時代劇ファンタジーを見たりする。
宝塚歌劇のアクセサリーも
凄いとは思うけど、
中国のドラマに出てくるティアラや髪飾り、ピアスやイヤークリップは
緻密で、それでいて花や蔓や木々をモチーフに作られているものも多い。
その美しさを見ると
心の底から称賛してしまう。
溜め息も出るし癒される。

でも実際に作るとなると
バーナーや溶接の資格が必要みたいで
できれば師匠とかいた方が上達するのでは?とか
考えたりして(笑)
中国ドラマのアクセサリーには
憧れはあるけど、
実際は誰でも作れるようなモノしか
素人は作れない。

趣味として学びたいなぁアクセサリー作り。

でも今は体が壊れてしまうほど働きたい。

誰に何を言われても
無視できるくらいの集中力で。

一つの目標は定まってるけど、
今の仕事じゃ、精神的に疲れてWワークすら出来ない。
稼ぎたい。

もう、私を愛してくれる人も居ないし、
壊れるくらい働いて
自分の子供に何かを残してやりたい。

希望って本当に一体なんなんやろ…。
望むだけ不幸になるなら
希望なんて持たない方がいいやん。

私が素直に話せるのは
姉とか子供にくらい。

母にとっても
私はそんな存在であったのかもなぁと
時々思う。