社長つれづれ日記

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共鳴

2007年09月23日 | ノンカテゴリー
◆◆何となく

 「人間はな」
 言ってから、劉邦は言葉をとぎらせた。人が悲しんでいる時に顔をすり寄せてきて、お悲しいことでございましょう、とおっかぶせてくる奴ほどこまった手合いはない、と言いたかった。
 「こういうときにはな」
 劉邦はまた黙った。何をいっていいのか、言葉がない。
 風が、帆をゆさぶって鳴った。
 「唄だ」
 唄はこういうときのためにあるのだ、と劉邦はいった。嬰(えい)よ、うたえ。
 嬰は、風にむかってうたった。
--------------------------------------項羽と劉邦(司馬遼太郎)

 三連休の中日、今日は一日ゴロゴロしておりました。傍らにあった本を手に取り、何気なく読んでいると、この文節で、目がとまりました。

 なんとなく、じーんとくるものがありました。はてさて、自分の中にある、何がこの文節に共鳴したのか・・・・。


今日の心の中のキーワード
 唄だ

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