今朝はいつもの時間に目を覚ましたというのに,起きだしたのは5時半。ようやく奥さんが,「今日は遅いのね」と言ってくれるようになりました。6月から始めている早起きなのに,未だに「もう起きるの?」と言われ続けてきたので,ようやく,という感じです。歯を磨いて,そうか,昨日少し飲みすぎたか,と気づきました。
外も5時半になればもう明るくなっており,雨は降っていないものの路面は濡れていて,ちょっと自転車という感じでもない。そこで運動がわりに,階段に数日放置してある蝉の片づけがてら階段掃除をすることにしました。
蝉っていうのは,わざわざ調べずにうろ覚えで書いちゃいますが,何年も土の中で成長し,蝉の姿になるとあとは2~3週間の命と聞いたことがあります。それが印象にあるせいか,うるさすぎるくらいの蝉の声にそこはかとなく切なさを感じたりもするのです。
なのですが,ここ2回ばかり,宿舎の階段に落ちている蝉の死骸を片づけようと,ほうきとちりとりを用意してほうきで触ったとたんに,凄い鳴き声を上げて飛んでいくという経験をしているので,それで今回は数日間,多分3日以上の放置だったのです。さすがにもう,「返事がない。ただのしかばねのようだ。」という状態かと思ったのに,ためしにツンツンとつっついてみただけでギャアギャア騒いでまだ暴れる。これまでみたいに飛び去る力は残っていないようだったのでちりとりに掬い取って外に放り投げたら,それでも飛んでいきました。
うむ,短い命ではかないもの,なんていうのも,ただの思い込みなのかもしれないと思った次第です。