住宅の購入・住宅の設計など家との接し方はいろいろありますが、外構の設計は住宅の使い勝手に直接結び付く重要な案件です。
例えば、住宅の駐車場に車を入れ、玄関までの動線(人が移動したときの線)が道路に一旦出て、門扉を開け数段の階段を上り玄関に辿り着くという動線は、基本的には住人のことを無視した住宅設計と言っていいでしょう。
なぜか?小さい子供が同車していれば一旦道路に出る行為は非常に危険となります。
また、買い物の帰りであれば重たい荷物を持ちながら門扉を開ける行為は大変となり、雨でも降っていれば一層大変の度合いは高まります。
これがその家での長い生活の中で1日限りの行為であれば、特に問題視することはないでしょうが、幼稚園の送迎・スーパーへの買出しと日々行う行事となると意味合いは大きくなります。
また、住宅を“購入”する時、駐車場の広さは十分に注意して欲しい点です。
私の知り合いで建売住宅を購入し、いざ引越しの日に駐車場に車が入らないことが判明した例がありました。
また、家族の成長(家族を構成する人数が増える・子供が成長するなど)により、普通車からワンボックス車へ買い替える場合になどに駐車スペースがワンボックス車では手狭になり、駐車するのに切り返しが何度も必要になったりします。
家族の将来像を大まかでも確認しながら駐車スペースを確認することは、長い年月を共にする住宅の使い勝手を確認する作業になります。
そして、以外に忘れやすいのが自転車の置き場です。
自動車と同様に家族の成長に伴い自転車の数・大きさは次第に増加することでしょう。
例えば、家族4人がそれぞれ自転車を必要である場合、それなりの駐輪スペースを確保出来ないと、道路に自転車を置いたり、狭い駐車スペースに置き、自動車の入出庫が尚更不便になることでしょう。
私が駐輪スペースの設計で悩んでいるときに知人の設計者と偶然会ったので相談したら「基本的に駐輪スペースは設計では考慮していない」ときっぱりと言い愕然とした事を思い出します。
彼は注文住宅の設計をしている人でしたから尚更です。
駐車・駐輪スペースに関して問い合わせをして、しっかりとした回答が無い設計士は十分にあなたの住宅を考えていないと思った方が良いかもしれません。
この様に駐車・駐輪の設計により、長く付き合う住宅の機能をしっかりと持たせることが重要になるのです。
また、駐車・駐輪の際には段差スロープや車止めなどが便利なツールとして良く知られています。
こういったツールを上手に組み入れることは機能の一層の強化に繋がりますので、併せて検討することをお勧めします。
郵便受け・ポスト、表札、玄関照明・ガーデンライトなどのエクステリア通販店【エストアガーデン】 記:江藤
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