MUSiC LiFE

好きなことを、好きなように、好きな分だけ。

9999

2019-04-09 01:56:43 | インポート
4人の苦悩を集めて9999。
19年ぶりのアルバム。
まさか自分が30代でもがいている時に
THE YELLOW MONKEYの新しいアルバムに出会えるなんて、
20代の頃の私は全く想像していなかった。





9999先行試聴会へ行きました。
始まる前までは正直、
「アルバムかー。半分がシングル曲でしょー?」
なんて思ってたのですが。(ごめんなさい)


客入りSE代わりにアルバム特典のDVDの映像や
吉井さんが出てるビールのCMが流れて。


19時を少し過ぎたときからSTORY OF THE YELLOW MONKEYが流れ。


2分ほど映像を観て、ギターの音が響き渡り。
あぁ、始まったと。
タイトルと歌詞が映し出されながら
映像が進んでいくのだろうと
何も映し出されていない幕を眺めてた。


今でも忘れない。
一音一音、聞き逃さないように、みんな静かだった。
その無音状態から、カチッという音と共に幕が下りて、ステージには確かに4人がいた。


THE YELLOW MONKEYが再結成してから
近くでライブを観たことが無くて。
再結成のときの大阪で、運良くステージサイド席で
メンバーがサイドに来ると手を伸ばせば届きそうな距離に来たことはあったけど。
(ヒーセ親びんと、エマさんに手を振ったら
目を合わせてニコッと微笑んでくれたこと一生忘れない。すみません、話の脱線)
ライブ全編を近くで、下手の7列目で観て
やっと再結成を実感した、そんな夜だった。


キャッチーで、1回聴いたらついつい口ずさんでしまう。
そんな曲ばかりで、本当に嬉しかった。
初めてバンドを知ったときのような感覚。


あの日、メンバーも緊張していた感じで、表情も硬く。
いつものライブとは違う、曲を聴かせようとしている
そんなライブだった。


試聴会から結構な時間が経つのに
鮮明に焼き付いた映像が頭から離れなくて。
眠れない夜に書こうと思って、今、書いている。


あの日をきっかけに
無理をして体も心も壊れる一歩手前を感じた自分を
解放してあげなきゃと切に思った。


髪を短く切ってみたり、会社を休んで自分の時間にあててみたり。


ロザーナで吉井さんが下手の方を見ながら
「問題ない そう 問題ないよ」って歌ってた。
私も声には出さず、口パクで呟いていた。
多分、自分に言い聞かせたのだと思う。


「頑張ろう」という言葉が嫌い。


昔、好きなバンドのボーカルがそう言ってた。
そのときは理解できなかった。
頑張ることの何がいけないの?
頑張ろうの代わりになる言葉なんてあるの?って。
でも今、痛いほど、その意味が分かる。
自分自身を守ってあげないと、心が壊れる。
心が壊れると体も壊れる。
元も子もなくなり、粉々に砕け散ってしまう。


だから、この試聴会を境に頑張ること、
無理することをやめる勇気をもらった。


自分の人生、一度きり。
行きたいところに行く。
やりたいことをやる。


好きなこと、やりたいことには多少無理をしてでもやるけれど、
嫌いなことは無理をしてやる必要は無い。


それを甘えてると言う人もいるだろう。
でも外野は放っておけ。
人は人それぞれの主観で生きているのだから。
人様の物差しで自分の人生、測られてたまるものか。
主観の押しつけは実に恥ずかしいことだ。
自分は押しつけないように注意して生きている。


これからも意図せず、苦悩は生まれるだろう。
でも、そんなとき、9999を聴こうと思う。


だって、このアルバムには
4人の苦悩をバネにして生まれた音と歌詞、
魔法の呪文も入っているから。


聴き続けてヒントを貰って、この先の人生を歩んで行く。


今、解散のメッセージを書いた頃の吉井さんに伝えたい。


「THE YELLOW MONKEYを再結成してくれてありがとう。
 もう解散はしないと決意してくれてありがとう」


だいぶおセンチな長文になったけど、
書くことでスッキリしたいタイプなので、ここに書いた。


この歳になってもイライラ、モヤモヤすることって
こんなにも溢れ出るものなのだなと。
嫌になっちゃうけど、ここで止まる訳には行かない。


頑張らない、を決意したくて、ここに書いた。


一言でまとめると、9999楽しみだなってこと。