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まだまだ、SF初心者の私は、山本弘先生の作品を読んだのは、これが最初。
全7編の短編集です。あとがきが面白くて、著者がそれぞれの作品を書くのに影響を受けたSF小説や、映画などが紹介されています。また、どうしてそのような作品を創り上げたのか?に関する事が書いてあり、これまたおもしろい。
もちろん、それぞれのお話も、とても楽しめました。^-^ノ
1 アリスへの決別:児童ポルノ法が問題になってるころ、○リコン雑誌の依頼で書かれた作品だそうです。非実在うんたらかんたらは、いまだによくわかりません。
2 リトルガールふたたび:未来・・・歴史の授業で知る現代のこと・・・それらを、ばかにしながら学ぶ小学生達・・・おーい、歴史が繰り返されようとしてるよー・・・その世界は幸せですか?
3 七歩跳んだ男:月面に、宇宙服も着ず死んでいる男・・・なぜ?どぉして?殺人?自殺?エアロックからの足跡は七つ。
4 地獄はここに:2006年に「3月頃、東北方面に地震」の一文にびっくり
5 地球から来た男:長い長い旅へ出た宇宙船。船内では普通の暮らしが営まれている。そこへ、アーゴもインプラントも抗老化処置も遺伝子コーディネートもしていない人間が密航していた!さぁ大変だー!いったい、いつから?どうやって?目的地は遥か彼方、地球へ戻すか?「いえ><;乗せてってください!」「むぅ・・・・訳を聞かせてもらおうか。」
6 オルダーセンの世界::夢幻潜航艇を先に読んだほうがいいかもー
7 夢幻潜航艇 :「シュレディンガーのチョコパフェ」先に読んだほうがいいかもー・・・いや、「オルダーセンの世界」のお陰で、すんなり入れました。亜夢界・・・この世界観を受け入れられると、読み進めるごとに、どきどき感が高まります。