臓器売買

フィリピン政府も闇で取引されるよりは政府で管理したほうがよいと考え臓器売買の合法化に踏み切ったのだろう。
比が腎臓売買を公認へ、闇取引対策で年内導入目指す
Yahooの記事によると臓器移植に要する費用は600万円前後だという。
600万円程度なら金持ちでなく平均的な所得を得ている日本人なら手が出せないという金額ではない。
新車一台で自分の命が買えるというのなら安いものだろう。

私は臓器売買はそれほど悪だとは思っていない。
ドナーの善意で成り立っている現状では臓器移植を望んでる人が臓器を提供する人より圧倒的に多い。
この状況でへたに臓器移植を制限してしまうと闇市場が形成されてしまい、臓器移植を望んでる人は法外なお金を払わなければならない。
また、臓器を提供する側も使い捨てにされかねない。
それなら、いっそのこと臓器売買を合法化してしまい、臓器移植にかかる費用を低く抑えたほうがましだ。
また、臓器移植をオープンなシステムにすることで臓器を提供する側のフォローも進んでいくだろう。

ただし、臓器売買はどうしても罪の意識を伴う。
そこで臓器を提供される側は臓器を移植する側の一生をフォローする決まりを作ったらどうだろう？
具体的には臓器を移植する側が死ぬまで毎月決まった額のお金を払うことが考えられる。
または、臓器を移植する側を家族の一員として迎えてもいい
大切なのは臓器を提供される側は臓器を移植する側と一心同体だという意識を持つことなのではないだろうか？