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需要曲線と供給曲線

2005-09-17 22:58:29 | 資格試験勉強
ヤフーニュース記事より

愛知万博の人気施設「サツキとメイの家」の入館予約券(無料)を大量に申し込んで入手したとみられる人物が、インターネットのオークションで1枚数千円~4万円以上で販売していた問題で、警視庁は、この行為について、ダフ屋行為を禁じた東京都迷惑防止条例の適用はできないと結論づけていたことがわかった。
(上記サイトの記事より引用)

という記事があった。
これは、インターネットの闇の部分とかそういう問題ではない。
問題は、ただ単にスタジオジブリがタダ券を配ったことにある。

スタジオジブリの施設を無料で開放したら、予約が殺到するだけでなく、
このような"オークション"を用いる人が出てくるのは火を見るようリ明らかだろう。
経済学の需要と供給の関係を持ち出すまでもなく、子供でもそんなことわかるだろうに。

おそらく、スタジオジブリは善意で無料開放したのだろうが、善意の方向が間違っているように思える。
善意の方向が間違ったおかげで、
"インターネットの闇の部分"などと呼ばれているものを使った人物に、
本来スタジオジブリが受け取るべき収益を全部持っていかれる結果になった。
(もしかしたら、収益の一部は裏社会に流れたかもしれない)

どうせなら、入場料を取って、その収益は"中越地震の被災者に寄付します"とでもすれよかった。
これなら、高いお金を払って入場する人も納得するだろうし、
無料タダ券配るよりも、よっぽど社会の役に立って、スタジオジブリのブランド価値も上がっただろうに。

(余談)
インターネットオークションを規制すべきという意見があるようだが、
"オークションで得た収益にチキンと税金がかかるようにする"
という趣旨のものだったら、私は賛成です。
オークション自身を制限する法律だったら反対ですが。
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