中小企業白書 第二章 第八節より
<雑感>
国内の企業が海外に進出するときの行動パターンを考えると
a)生産の拠点を海外に移し、国内には投資しない
b)生産の拠点を海外に移し、国内にも投資する
が考えられる。
景気の悪かった1990年代の終わり~2000ごろまではコスト削減のためにa)をとる企業が多かったが、景気が回復し始めた近年ではb)のパターンをとる企業が増えているという。
国内の企業が海外に進出するとき、"国内産業の空洞化"が起こるのはa)のパターンの場合。
この場合、企業が出て行く一方で国内には何も残らないから問題が生じるだろう。
b)のパターンをとる場合、逆に日本にとって望ましい結果となる。
日本で採算が取れない(=生産性が低い)部門が海外に移り、高付加価値を生み出す部門が日本に残るケースが多いからだ。
・中期的な海外、国内事業展開の見通し 約8割が海外強化、国内強化も約半数 ・国内で今後強化する分野 高付加価値、研究開発に注力 ・海外事業が国内事業に与えた影響 国内事業縮小の割合は少ない
<雑感>
国内の企業が海外に進出するときの行動パターンを考えると
a)生産の拠点を海外に移し、国内には投資しない
b)生産の拠点を海外に移し、国内にも投資する
が考えられる。
景気の悪かった1990年代の終わり~2000ごろまではコスト削減のためにa)をとる企業が多かったが、景気が回復し始めた近年ではb)のパターンをとる企業が増えているという。
国内の企業が海外に進出するとき、"国内産業の空洞化"が起こるのはa)のパターンの場合。
この場合、企業が出て行く一方で国内には何も残らないから問題が生じるだろう。
b)のパターンをとる場合、逆に日本にとって望ましい結果となる。
日本で採算が取れない(=生産性が低い)部門が海外に移り、高付加価値を生み出す部門が日本に残るケースが多いからだ。