病院の待合室!
見渡すと今日も待ち時間かなり、ありそう!!
であいた席をみつけ
赤川次郎”吸血鬼はお年ごろ”今日はこれを読む事にしました。
娘が買い求めて、それが本棚に並んでいる・・。
お家で読むは、ほとんどなし!
お家での時間つぶしはテレビとパソコンになってそうだから・・。(*^▽^*)
あちこちの話し声が重なると、ザワ、ザワ、ザワの音として耳に伝わる。
その時、お隣りさんの”ひそひそ話”の声がだんだん大きくなっていく・・・。
”夫から暴力をふるわれてる”の話。
偶然会えたらしい友人らしき人にに話している。
話している彼女、自分の言ってる事に興奮してしまったらしく、
声がだんだん高くなっていく。
「スコップで殴られたんよ。階段から突き落とされたんよ。」
彼女は日常茶飯事の夫の振る舞いに、精神状態がおかしくなり、
夫の顔を見るだけで恐怖で体が震えだしたそうな・・・。
そしたら、事もあろうか、その夫は精神病院に手続きをとり、
彼女は入院になったそうな・・・。
面会にくる夫は身なりも良くしてて、彼女は夫をみると騒ぎ暴れだすので、
”おかしなのは彼女”と病院内ではなっていたらしい。
お隣同士の話が続いている。
本を読みながらの私の耳にはいる会話
怖い話。入院先が我が家のすぐ近くのN精神病院だと知る。
”夫の暴力”が原因と言うのを医者は見抜けないのだろうか?
やがて、退院となっていたらしい。
「あのね、頭痛がひどくなり、暴力のせいだと思っていたら、
脳腫瘍でね。手術してね、今日はそれの診察日。」
彼女の不幸は、病気にもなっていたらしい・・・・・・
と、その時、
「〇〇さん、11番診察室へお入り下さい。」
私の苗字はS町には多いと聞いてるが、この辺りでは珍しい苗字!!
だから、見上げたのだろう彼女と、立ち上がった私との目が合う。
「えっー」
あわてて、会釈をして私は診察室へ・・・。
横をみてないまま、座っていた私でしたが
彼女、息子の同級生のお母さん。
「あら、久しぶりね」
とか、普通ならば言いそうな私ですが
話が聞こえてたので何だか悪そうで、言葉をかけられないまま。
として、彼女の旦那さま。どこから見ても紳士にみえてそうでしたが、
内と外の顔。あるんだね。
きっと彼女はこの”つらさ、みじめさ”を誰かに話す事で
解消してるんでしょうね。
”女の悲しさ”が伝わったあのひの病院・・・・・。