テーブルの脚カット加工と木材加工の太田木工所のブログ

テーブルの脚カット加工とか 木材加工など。ブログ更新がままならないですが。

家具修理はダイニングテーブルのつなぎ脚

2010-07-28 13:41:06 | 家具リメイク

今回の家具修理はダイニングテーブルのつなぎ脚

テーブルのつなぎ脚が抜けてつなぐ事が出来ない
持ち込まれた脚は 鬼メナットが抜けて 意味を成さない状態





鬼メナットは亜鉛ダイキャストで出来ています。
簡単に欠けます。破損します。
この手のジョイントはダメなのですよねぇ~
DIYでもたまに 書いてる人がいますが 無駄な事を教えています。









脚に使用する金具でメンネジは ウッドインサ-トボルトと言います。
オンネジは ウッドハンガーボルトと言います。
鋼で 出来ています。
取り付けるときは 穴の太さ 深さも 角度も 注意が必要です。
取り付けるときは ボルトと 共回りしないように ガッチリ締め付けが
肝心です。
ウッドインサ-トボルトはテーブルの脚 つなぎの外
椅子の脚にキャスターを取り付ける時 等に使用します。

鬼メナットとは用途が違います。







家具修理のお問合せは 

名古屋市中村区深川町3-45 太田木工所

メールにて 写真添付と詳細記入の上

下記に お問い合わせください。

s9399ootajp@yahoo.co.jp


今日の家具修理は 椅子 籐の張り替え

2010-07-20 06:33:33 | 家具リメイク

家具メ-カ―製 椅子の場合は 
木部と同時に 背の籐も着色塗装していますが
張り替えの場合は 木部は塗装いたしません。

木に合わせて着色する為に 表と裏は 
木部を テープで養生します。
これが又時間が掛かるのです。






そして木部との 色合わせ これも 大変に時間がかかります。

表は更に上から押さえの 塗装を致します。

張り替え費用の お安いところは 
ステイン着色だけの様で 
衣服に色が付きそうですわな~。

今回の椅子は 
飛騨の椅子で同じとのご指定でしたので
カゴメ編みの細目した。






他のメ-カ―は カゴメ編みの広目が多いですね。
仕上がりは カゴメ編みの広目の方が良いです。

ダイニングテーブルもそうですが
椅子の籐も 剥すのが大変な作業です。
この時間が 短縮できれば
コストダウン出来るのですがねぇ~。

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今日の家具修理は 椅子 籐の張り替え

2010-07-19 12:32:28 | 家具リメイク


今回の修理は 椅子の籐の張替え
籐の張替えも楽?な椅子も有れば
手間がかかって 時間がドンドン
経過するのも有ります。

手間の掛かる椅子のメ-カ―は
?と?と? ですねぇ。
溝の浅すぎるのが 東北のメ-カ―
楽なメ-カ―は 2社あります。
このメ-カ―品は大歓迎です。最近多い。

普通は4脚なり6脚なりの
セットで 張替えご希望が多いですが
1脚だけのお客様も中にはお見えです。

張り替えは 素人にも出来ない事は無い?
普通は 出来そこ無いになりますわなぁ~
たまに 

材料だけ 分けてくれ~なんて方もお見えですが
無理ですから お分けしません。

メ-カ―によっては 始めから型でプレスしてある
?と思うような感じの籐もあります。




張り替えには 

現状の籐を外す事から始めます。

これが大変!!!!!
イキナリ切っても外れません。
押さえの桟を外す事からです。

これが確り付いているんです。
そうでなければ 籐が外れてしまいますから
当然ですわ。

コツコツ取り外します。
ええ~い面倒!!!!!で荒っぽくやれば 
見るも無残な事になります。

メ-カ―によっては 籐にタッカ―釘を確り
打ち込んで有ります。
今回の椅子もそれです。

?と?と?も ですねぇ
カッターナイフの刃も直ぐダメになります。
と言って 押さえ丸桟を取らなければ
下のタッカ―が見えないし!!!!!!

昨年の修理の中には 他社で
一度張替えられたのが 持ち込まれました。
これが 酷い張り替え方で 籐が折れて
ボンドで 接着ゴテゴテなんてぇのもあります。
素人が張ったみたいで でもタッカ―でとめてあったしね。

タッカ―釘を抜くのには 溝が狭いので
自作の特殊な形状のバ-ル(大げさ)で
木に傷を付けないように 最大の
注意を払います。
しかし他所さんは どうやって抜いてるンでしょうか?

と言っている間に やっと タッカ―が全部抜けました。
溝もボンドがゴテゴテニ付着していますから
それらを綺麗に掃除して。




この後 溝に有る仕掛けを致します。
それは 丸棒の押さえ桟が止まるように
するんです。
これは まだ当分は 社外秘です。
他所では こんな手間の掛かる事はしてない筈です。

水の滴る籐の 張り込みに入ります。
センタ-を割り付けます。
これを手抜きすると 歪みます。 
私は 上と下で少し留めて 順に溝に押さえ込みますが
他所のやり方は 知りません。井の中の蛙です。
溝に押さえ込むのも マル秘です。
試行錯誤して のお手製です。
ロ-ラ-などは使いません。



今回は メ-カ―の仕事の通りにいたしましので
タッカ―を使用しました。
籐が千切れない様に タッカ―も圧力を調整する事は
当たり前の事。しかし稀には 
一発目は深く入りすぎる事も有りますな~

押さえ込みが終わり カッターナイフで切り揃えます。
水の滴る籐の丸棒の張り込みに入ります
溝にボンドを溢れるほど付けて

ここで 先程の マル秘が
効果を発揮します。
綺麗に 丸棒が 留まります.
溢れたボンドは 水ブラシとタオルで
丁寧に綺麗にします.
これ基本

これで 放置して乾燥すれば完成。





 

 

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