全部で何色あるかは数えたことがありませんでした。今日改めて写真を見ながら思いました。
昨日はご来店の方々全員から、タイルが惜しいですねぇという話に。色も独特ですが、良く見ると非常にランダムな張り方になっております。これは私が配置をし、左官屋さんが忠実に再現してくださったもの。決して職人さんはこのようなガチャガチャとした張り方はしませんからね。
私の中には、実家の風景、京都や奈良、そして20代~30代にかけて旅をしたヨーロッパの数々の色合いとニューヨークの建物と空のコントラスト、そんなさまざまなものが入り混じって目を瞑ると走馬灯のように絵が浮かびます。ふとした瞬間にそれらが自分の考える今とドンピシャになる”時”があります。その”時”を体感する瞬間こそが、自分にしかわからない喜びであり、それらは、後にゆっくりと人に伝わっていくのです。