ヒミの日々。

愛媛県大洲市笹川写真館のゆりこのブログ。
ありのままに楽しくをモットーに♬ みんなの撮影日記を目指します。

着物だけでも撮っとったら?

2016年02月25日 | 和装フォト婚

先日お打ち合わせのお客様から相談事。

 

「母が着物だけでも写真撮ったら?って言うんですが、どんなもんでしょう?」

 

まぁ〜♪
それはそれはぜひぜひ〜♪

と心の中では絶対撮っとくべき!と思ってますが、

そもそも写真は“当日撮り”で良いと思っていたところに

前撮りとなると、金額もしかりだが、そもそも必要?という気持ちなんですよね。

そこをやっぱ撮っとこうか。と思ってもらうには。。。。

私のつたない打ち合わせ内容をちょっと書いてみたいと思います。

 

 

※当日撮りとは

 結婚式の当日、当日着る衣装を流れにそって撮るというもの。

 掛かる費用は写真代のみ。が一般的。

  

※前撮りとは

 結婚式よりも前に、記念の撮影を行うこと。前もって撮影することで時間的余裕が生まれ、いろいろありながら結果良い表情の写真が残せるのと、テストヘアメイクなども兼ねたリハ的役割を持つ。

掛かる費用は前撮り時の衣装代(サービスになるところも多い)・美容師代・写真代・

場所によっては仕度部屋、昼食代も必要なところがある。
 

 

※ふぉと婚とは

 結婚式や披露宴はしないが写真だけは撮っておこうという人向けに作られた、衣装と美容と写真がセットになったプラン。

衣装店・写真屋などが展開。平日の稼働率を上げる為のお得プランのことが多い。

 

 

そんなこんなで、そのお客様は和装は別に着なくても良いし

写真もそんなたくさん必要ないし、ましてやロケとか恥ずかしいし

今時のブライダル写真には抵抗がある〜という感じでした。

なるほどなるほど。

なので、ふたりのきちんとした写真が当日1枚撮れれば充分、だったのです。

 

おふたりの気持ちは分かりました。

次は“和装だけでも前撮りしたら?”と言ってくれたお母さんの気持ちです。

ここでのお母さんは新郎さんのお母さんです。

新郎さん的には、母は着物姿が見たいだけなんやと思います。と。

もちろんそれが本当のところでしょう。

 

でもそれだけでもないんじゃないかな〜と思うのです。

 

“着物を着せてやりたい”という気持ちがあって、その気持ちの裏には

言わんけどいろんな感情があるんだと思います。

 

 

例えば、過去にこんなことがありました。

新婦母からこんな相談を受けました。

「前撮り写真はいらんって向こうのお家に言われてね。。。娘がいらんって言われよるように感じるんよ。。。私がお金出すけん撮っていただけます?」

 

また、新郎母からこんな話も良く聞きます。

「娘がこないだ結婚したんやけど、スナップ写真で私らには集合写真だけやったんよ。やけんお嫁さんが来てくれる時にはちゃんとしてあげんといかんと思とるんよ。

 

と、まだまだありますが、ご両親はご両親で複雑な心境をお持ちなんだと思います。

子供らが考えてしよるんやけんいらんこと言わんとこう〜とか。
向こうの親御さんはどう言われよる?
うちは嫁に出す側やけん新郎側に合わせるよ。

そんな心境から、お互いを思い合って「着物だけでも撮っとったら?」と

新郎さん側から言うてくれたんやと思います。 

 

 

ということで、和装1点だけのシンプルプランは

和ふぉと婚 75,600円です。

 

諸々含め、ご両親とも相談してご検討ください。 

 

と、こんな感じで打ち合わせ終了。

 

打ち合わせというのかな?

お話かな?(笑)

このお話が私は好きだなぁ♪

やっぱいろんな思いで写真に向き合ってもろとるんですよね。

私もそれを分かって雰囲気作りしたいなぁと思ってしまいます。

その雰囲気がそのまま写真に残るものだと思うので。

 

 

ご両親との話し合い、どうなったかな♪
親子だから恥ずかしくて言えんこととかもあるし
もうえーわってなることも普通やと思うんだけど、

そんな時に、あ、あの写真屋が言いよったことはこれかもな〜と

気持ちに寄り添えるきっかけになれたら嬉しいなぁ〜と

あつかましく思っているわけです(^^;)

 

 

今日はいつになく書いたな。

最後まで読むの大変やったろうな。

ここまで読んでもらった皆さんありがとうございます♪

何が言いたいか途中分からんなってきたけど

写真って、やっぱあったら良いもんですよ。

 

シンプルイズベスト。
続くものにはワケがある。
伝統は心。

 

 

 


 

 

 

 

 

 


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