スラム、路上生活、物売り、物乞い、ストリートチルドレン、薬物中毒、売春等々、東アジア、東南アジア、南アジア、中東、アフリカ各地における、「絶対貧困」の現場のルポルタージュ。
貧困のどん底にある人々と、危険をかえりみず、交流し、生活をともにした人にしか書けないルポである。
『物乞う仏陀』等の他の著作で、すでに「絶対貧困」の内実については知っていたが、たくさんの写真ともども、あらためてその凄惨さには息をのむ。
絶対貧困―世界人口約67億人のうち、1日をわずか1ドル以下で暮らす人々が12億人もいるという。だが、「貧しさ」はあまりにも画一的に語られてはいないか。スラムにも、悲惨な生活がある一方で、逞しく稼ぎ、恋愛をし、子供を産み育てる営みがある。アジア、中東からアフリカまで、彼らは如何なる社会に生きて、衣・食・住を得ているのか。貧困への眼差しを一転させる渾身の全14講。
最新の画像もっと見る
最近の「本」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事