毎年のことだが、この時期になると、ぬこの背中全体が巨大な毛玉と化し、まるで甲羅を背負ってるような悲惨な姿とあいなる。動物病院で麻酔をかけたうえでカットしてもらえばいいのだけれど、高齢の小さなぬこに麻酔かけるのも危ないし、毎日、ブラッシングし、甲羅を少しずつはがしていくしか打つ手がない。チンチラみたいな多毛種のぬこを高温多湿の日本で飼うのは、かわいそうなことなのだなとつくづくそう思う。