門倉貴史,2009,『大失業時代』祥伝社(新書,¥798)'13.1.2 金融危機がもっとも深刻化していた時期に書かれた本であるゆえ、一貫して悲観的な論調が続く。アメリカ社会における不動産バブルの崩壊(サブプライムローンの破綻)以降、何が起こったのか、いまいちど事実関係を確認するうえで役立つ。しかし、自らが人員整理の対象とならないよう、「ヨイショ」を推奨するとは、祥伝社の訴求対象がいくらアレでも、ひどすぎはしないか。