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統計学が最強の学問である、統計学が日本を救う

 『統計学が最強の学問である』は、どの入門書よりもわかりやすく、統計学のイロハを学べる。χ二乗検定やt検定も、線形回帰モデルで解けるとは、目から鱗であった。
 『統計学が日本を救う』は、統計学の基本的知見を解説しながら、統計学を生かして、少子化、国民医療費の問題等を再検討した、なかなか興味深い一冊だ。

西内啓,2013,統計学が最強の学問である──データ社会を生き抜くための武器と教養,ダイヤモンド社.(文庫新装版有)(5.22.2022)

あえて断言しよう。あらゆる学問のなかで統計学が最強の学問であると。どんな権威やロジックも吹き飛ばして正解を導き出す統計学の影響は、現代社会で強まる一方である。「ビッグデータ」などの言葉が流行ることもそうした状況の現れだが、はたしてどれだけの人が、その本当の魅力とパワフルさを知っているだろうか。本書では、最新の事例と研究結果をもとに、今までにない切り口から統計学の世界を案内する。

目次
第1章 なぜ統計学が最強の学問なのか?
第2章 サンプリングが情報コストを激減させる
第3章 誤差と因果関係が統計学のキモである
第4章 「ランダム化」という最強の武器
第5章 ランダム化ができなかったらどうするか?
第6章 統計家たちの仁義なき戦い
終章 巨人の肩に立つ方法


西内啓,2016,統計学が日本を救う──少子高齢化、貧困、経済成長,中央公論新社.(5.22.2022)

あらゆる権威やロジックを吹き飛ばし、正解を導き出す「統計学」が日本の大問題に立ち向かう!出生率アップに効果的な政策とは?1年分の寿命にかけられる医療費は?税収爆増の秘策とは?少子高齢化や貧困などの課題に対し、私たちは限られたお金と時間をどう使うべきか。統計学で、答えはすでに出ている!

目次
はじめに
目前にある社会問題について
少子高齢化は何によって引き起こされているのか ほか
1章 統計学が導く少子高齢化の真実
防衛費と公共事業費が「ゼロ」になっても
社会保障費について考える ほか
2章 貧困との戦いとしての社会保障論
より精密な議論を行なうために
歴史に学ぶことからはじめよう ほか
3章 医療を受ける患者とコストを負担する私たち
40兆円を超える医療費の内訳
高齢者の受療行動が変わった理由 ほか
4章 経済成長を実現するために今できること
なぜ経済成長が重要なのか
単純な人口増加は経済成長にならない ほか

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