見田社会学のエッセンスが濃縮されたかのような、豊穣な意味に充ち満ちた好著。
常体とと敬体の混在、一見奇妙な句読点の置き方にも、見田センセの意図が感じ取られた気がした。
入門書の体裁をとりながら、美しい表現と透徹した想像力とが切り開く世界像は、どんなよくできた専門書よりリアルなものとして感じられるだろう。
目次
序 越境する知―社会学の門
1 鏡の中の現代社会―旅のノートから
2 「魔のない世界」―「近代社会」の比較社会学
3 夢の時代と虚構の時代―現代日本の感覚の歴史
4 愛の変容/自我の変容―現代日本の感覚変容
5 二千年の黙示録―現代世界の困難と課題
6 人間と社会の未来―名づけられない革命
補 交響圏とルール圏―「自由な社会」の骨格構成
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