故鈴木広氏にゆかりある社会学者たちが寄稿した論文集。
2000年代初頭における地域社会学の到達点と課題とが、各論文から明瞭に読み取れる。
出版から14年が経過しようとしている現在も、それらは引き続き継承されている。現在でもその内容が古びていない論考も多い。
目次
1 地域社会論の展開
現代都市社会学の課題
流動型社会論の系譜
現代の農村と農民 ほか
2 アーバニズムとコミュニティ
アーバニズムとローカリティ
現代大都市のエスニック・コミュニティ
エスニック宗教を支える「骨格」―大阪都市圏の在日韓国・朝鮮人社会を事例として ほか
3 社会地域の展望
社会変動と地域社会形成
現代農山村の内部構造と混住化社会
地方自治体行政と地域活性化―「まちづくり」「むらおこし」の系譜と展望 ほか
地域ごとに社会があり環境がある。新しい世紀に向けて、どんな認識の地平を切り開くことができるのか。コミュニティの多様なありようを様々な角度から検証し、これからのコミュニティ作りを展望する。
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