続篇、『ゲーム的リアリズムの誕生』が出版されたばかりだが、本書は、大澤真幸の『虚構の時代の果て』とならんで、1990年代以降の日本文化を語るうえで避けてはとおれぬ本だと思う。鍵となる概念は、コジェーヴのいう「動物」と「データベース」。なるほど、この二語だけでも、世界への見とおしがずいぶんときくことになるのだな、これが。アニメやエロゲーといったサブカルにうといわたしのような人間でも、興味深く読める一冊。
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