もはや、「不登校」を「問題行動」として捉えるべき時代ではないが、システム論的家族療法について、具体例にもとづきこれほどわかりやすく解説した本はほかにない。一読して、家族問題は、いったん「問題」を「家族」の外部に放り出し、家族内部の関係性に精神科医、カウンセラー、ソーシャルワーカー等が介入することで解決することが望ましいことがよくわかる。
目次
決定
反応
人と人との境界
父親さまざま
母親の不安、妻の不満
夫婦で両親
ストレス
健全と不健全
ペット
空き椅子ほか
あなたは“犯人探し”をしようとしていませんか?不登校、過食・拒食症、家庭内暴力など、子どもの問題行動を解決するのに、問題を作った犯人を突き止めてみても始まらない。家族をシステムとして捉え、そのシステムをちょっと変えてやれば…。わが国の児童相談機関における家族療法のパイオニアが、数々の事例にそって導く解決策は因果論のくびきを脱して、まさしく目からウロコの世界。
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