狩谷あゆみ(編),2006,『不埒な希望―ホームレス/寄せ場をめぐる社会学』,松籟社(¥2,310)07.7.16・・・ 事実関係をひととおり押さえておくには有用だったが、論考に「解放社会学」くささがぷんぷんにおう凡作。「解放」を気取りながら、最新の現代思想を考察に取り込もうとする姿勢が痛々しい。この人たちが、ホームレスにどう向き合っているのか、向き合いたいのか、さっぱりわからない。