1993年のメジャーデビュー以来、6枚の傑作アルバムをリリースしてきたJamiroquai、初のベストアルバム。
Jamiroquaiの音楽は、ジャズ・ファンクとして位置づけられることが多いようだが、これには少なからず違和感をもってしまう。アシッドジャズ、ファンクにロックンロール、これにレゲエが加わるBen Harperほどクロスオーバー度は高くないが、いずれにしてもジャンル分け不能な独特の音世界であるにはちがいない。ボーカルのJason Kayには、同じく分類不能の音楽を量産してきたBeckや一時期のPrinceほどの爆発的な才能こそ感じないが、Jamiroquaiとしてリリースされてきた個々のアルバムの完成度、クオリティの高さはピカイチだ。
リリースするアルバムすべてが文句のつけようのない作品なので、いまさらベストアルバムといってもピンとこないものの、とおして聴いてみると、Jamiroquaiの魅力が凝縮して詰め込まれてる感じでして、なかなかいいよ松本いいよと思った。あえて難点をいえば、曲調がどれもこれも似たり寄ったりの金太郎飴なんで、じっくり聴いてみると退屈してしまうかもしれない。
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