本と音楽とねこと

皇族報道うぜー

 今日は、出勤しないで自宅で仕事片付けても良かったのだけど、入試関連の用務が入ったので、かなり遅めに職場に向かった。雑用を終え、やっとこさ書評の執筆に取りかかった。明日はほぼ終日授業だし、木曜は会議、土曜は推薦入試が入ってて、果たして締め切りに間に合うかちと不安であるが、書き始めたら早いから、まあ何とかなるだろう。
 7時のニュースは、紀宮の結婚式の報道一色。朝鮮半島から渡来し武力で日本を制圧した野蛮な軍人の末裔が、なぜ「皇族」と称され、崇拝されないかんのか、子どものときからわたしには理解できなかった。わたしの父親は天皇を目の敵にしていたし、ドキュメンタリー映画「ゆきゆきて、神軍」(1987年,原一男監督)で知られる故奥崎謙三氏がかつて皇居で裕仁目がけてパチンコ玉を撃った事件を知ったときは子どもながらに「狂人ばかりの日本にもまともな人もいるんだな」と思ったものである。そういや、高校生のとき、教育実習生の授業で、「どう考えても(太平洋戦争の)A級戦犯のはずの裕仁が吊されなかったのはなぜでつか?」と尋ねて困らせたこともあったな。w 答えは簡単、終戦当時は、日本人を天皇を崇める狂信的サルとしてしかみていなかったアメリカ(政府)が、米軍に犠牲者を出さずに占領統治を行うために裕仁の戦争責任を追及しなかっただけのことだ。
 怖いのは、今日のニュースでも見られた皇族マンセー一色の報道姿勢だ。いまだ、天皇および皇族は、批判や揶揄の対象とすることさえ許されぬ対象なんだな。お笑い芸人が生放送で皇族ネタをかましてくれたりしたら、風穴あくかもしれないけど。サヨクの天皇制批判など支持する気持ちもないし、国民の過半数が天皇制護持を支持していることを考えると、その廃止を望んでもせんなきことなんだろう。しかし、わたしが納めている税金の一部が、皇室や宮内庁に流れている事実にだけはいまだに承伏できないでいる。

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