文化人類学の第一人者で、京都大名誉教授の米山俊直(よねやま・としなお)氏が9日、胃がんで死去していたことがわかった。75歳だった。告別式は近親者のみで済ませた。
米国で本格的に文化人類学を学び、アフリカの民族を調査し、その世界観やタブーを研究した。京大退官後は、大手前女子大(現大手前大)学長などを務めた。
主な著書に「アフリカ学への招待」「集団の生態」「文化人類学を学ぶ人のために」など。
(2006年3月20日22時30分 読売新聞)
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