生産性はないがけっこう読み応えのある緻密な論考、言説分析と構築主義との関連、社会学のなかでの言説分析の立ち位置を適切に整理した章がいくつかあり、あたまのなかを整理するのに役だった。当たり前だのクラッカーだが、言説分析にしろ、構築主義にしろ、使い方次第だな。
<目次>
序章 閾のありか―言説分析と「実証性」
第1章 言説分析とその困難(改訂版)―全体性/全域性の現在的位相をめぐって
第2章 フーコーとマクルーハンの夢を遮断する―フリードリッヒ・キットラーの言説分析
第3章 メディアが編む国家・世界そして男性―サッカーゲームの言説分析
第4章 空白の正義―「他者」をめぐる政治と倫理の不/可能性について
第5章 構築主義と言説分析
第6章 知識社会学と言説分析
第7章 言説分析と実証主義
終章 言説分析と社会学
最新の画像もっと見る
最近の「本」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事