実際の大統領選で、オバマが勝利すれば、インターネットによるテレビ支配の終焉を決定づけることになるだろう。
この点について、石田英敬氏が、政治専門サイト、'The Politico'の面白い記事を紹介している。(「公共空間の再定義のために(4)」『世界』9月号)
1960年のケネディとニクソンによる大統領選が、テレビ政治のはじまりであったが、以降、テレビで流される「サウンドバイト」(ごく短いワンフレーズのメッセージ)が決定的な影響力をもつようになる。(小泉純一郎がこのサウンドバイトをうまく活用したのは記憶に新しい。)ところが、先のアメリカ民主党の指名争いにおいては、オバマがYou Tubeにて「サウンドブラスト」(長時間のスピーチ)で多くの人々を魅了し、それが勝利につながった、まあだいだいそんなことだ。
依然、「サウンドバイト」も影響力をもちつづけるのだろうが、それにもまして動画サイトで閲覧される「サウンドブラスト」がより強力な効果を生み出すことになるのだろう。
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