はるか昔の学生時代に読んだ、ミルズの名著『社会学的想像力』。その内容が微細にわたって解釈、吟味され、いったん解体され再構築された『社会学的想像力』は、現代においても少しも色あせぬ「古典」としてよみがえった。
それにしても、伊奈さんの文体の進歩には驚かされた。(←それでもけっこうへんてこなところがちょこちょこあるw)努力家なんだなあと、怠け者の自分を恥ずかしく思った。
ただ、ドキュンなねたが、寸止めみたいに禁欲されているのには不満だ。伊奈さんならではの真骨頂が発揮されていない。東京女子大にいると人間まで上品になるのかねえ。また、くだらないけどうんこおもしろい与太話が読みてえ。
結局、「おわりに」がいちばん楽しめた。ここだけでも読む価値はおおいにある。
ご献本いただき、ありがとうございました。
内容(「MARC」データベースより)
「社会学的想像力」という思考方法について再検討を加え、11個のピボット=考察の軸足となる論点から整理。社会学的想像力の「ためにならない」解釈を質し、その今日的意味を考える。
(amazon.co.jpより。)
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