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本と音楽とねこと

差別されてる自覚はあるか

荒井裕樹,2017,差別されてる自覚はあるか──横田弘と青い芝の会「行動綱領」,現代書館.(10.10.2021)

 脳性まひ(CP)当事者にして、障がい当事者団体、「神奈川青い芝の会」の思想的リーダーとして、障がい当事者運動に絶大な足跡を残した横田弘、その人と思想に迫る。
 「われらは自らがCP者である事を自覚する。われらは強烈な自己主張を行なう。われらは愛と正義を否定する。われらは問題解決の路を選ばない。」横田弘が、この「行動綱領」に込めた思いを、自ら行ったインタビューの記録をふまえて深く掘り下げる。
 原一男監督の『さようならCP』のなかで、街頭でのたうちまわる横田弘、その姿が鮮明によみがえった。
 日本の障がい者運動の歴史を文学者の視点から再構成した秀作である。

目次
伝説・横田弘
どんな「主語」で自分を語るか
「横田弘」誕生
「青い芝の会」誕生
「行動綱領」誕生
「行動綱領」の条文を読む
生き延びるために「絶望」する
「行動綱領」改訂される
「脳性マヒ」に立ち帰れ
「青い芝の会」と日本国憲法
脳性マヒ者にとって「解放」とは何か?
闘うのは「ありきたりなもの」のために
人間・横田弘

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