で、「いぬのえいが」。犬猫ものはまずリターン確実だろというスケベ根性がみえみえでタチわりいなーと思いつつ、不覚にも目をうるませてしまいますた。w ポチをめぐる4ストーリーを織り込みながら、計11の小話が展開されるんだが、凡庸な内容のものが多く、ポチねた以外のストーリーの脈絡がわけわかめ、つーかまるで配慮されておらず構成にも難あり、総じて凡作ですな。「山田」(中村獅童)の少年時代の小話は自分の子ども期の思い出とも重なって、けっこう良かった。 「ねえ、マリモ」も、原作の絵本を読んでなかったこともあり、びびっと琴線に触れるものがございますた。
犬が重要な役回りを果たす映画としては、"My Life as a Dog"というスウェーデンの作品がダントツに良かった。主人公の少年、イングマルは、いまの自分がとても不幸でも、スプートニクに実験用に乗せられた犬よりはまだましだと自分に言い聞かせ続けるんだが、それがなんともいじましくて切なく、自分の子ども時代の感傷を想起し懐かしくてやがてもの悲しい気持ちになってしまうのだ。
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