本書は、関西弁で軽快に綴られるフィンランドでの生活記だ。
世界一国民が幸福な国とか、世界一教育の質が高い国とか、ステレオタイプの評価にとらわれることなく、等身大のフィンランド社会のありようを描いているのがとても良い。
朴さんが韓国ルーツの人であることも、フィンランドと日本社会の、既存の認識枠組みにとらわれない自由な発想につながっているのだろう。
二人の子どもと海を渡った社会学者に取る現地レポート。
目次
1 未知の旅へ―ヘルシンキ到着
2 VIP待遇―非常事態宣言下の生活と保育園
3 畑の真ん中―保育園での教育・その1
4 技術の問題―保育園での教育・その2
5 母親をする―子育て支援と母性
6 「いい学校」―小学校の入学手続き
7 チャイコフスキーと博物館―日本とフィンランドの戦争認識
8 ロシア人―移民・移住とフィンランド
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