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本と音楽とねこと

つけびの村

高橋ユキ,2019,つけびの村──噂が5人を殺したのか?,晶文社.(12.20.2020)

 「震えが止まらない!」というのは、誇大宣伝。大したことない。
 ただ、殺人犯が、村人たちの排除のまなざしにさらされながら、妄想性障がいをこじらせていく過程には、戦慄せざるをえない。排他的な村落住民の心性に興味がある人には、たまらない内容かもしれない。
 ↓Google Mapに、犯行直前の犯人の自宅がもろ映っている。さて、貼り紙になんと書かれていたのか。背筋がぞぞっとするかも。

死刑囚・保見光成さんの家

【村八分】山口連続殺人保見光成容疑者が村でされていた仕打ちとは

2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。犯人の家に貼られた川柳は“戦慄の犯行予告”として世間を騒がせたが…それらはすべて“うわさ話”に過ぎなかった。気鋭のノンフィクションライターが、ネットとマスコミによって拡散された“うわさ話”を一歩ずつ、ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村をゆく。“山口連続殺人放火事件”の真相解明に挑んだ新世代“調査ノンフィクション”に、震えが止まらない!

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