「神仏習合」や「公共財」についての蘊蓄だけではなく、日本語で得られる、おそらくもっとも良質な「教養」を、楽しみながら学べる2冊。 編集者の問いに口述回答し、文字起こししたものを加筆、修正していくという、おそろしく効率的に編まれた書物であり、もとが口述筆記であるため、とても読みやすい。 内田樹,2020,日本習合論,ミシマ社.(3.20.2021) 内田樹,2020,コモンの再生,文藝春秋.(3.20.2021)