懸田克躬,1965,病的性格,中央公論新社.(12.11.24) 取り扱う概念も学説も、さすがに古くなってしまっているのは否めないが、今日の、パーソナリティ障がいの概念体系に接続されるコンセプトの元型が提示されていて、なかなか興味深かった。 それから、使用する言葉と文体が、非常に美しい。 文学的素養を備えた精神科医の分析を読むのは、実に心地よい。