あちこちで発表されたエッセイの寄せ集めゆえ、あんまり評判はよろしくないようだが、高校生や大学生が自分のこれからの人生のあり方を考えてみるには、けっこういい刺激になるんじゃないだろうか。
仕事をしない20~30代の若者が社会的問題となっている。いわゆる“団塊の世代”の子どもにあたるこの世代の若者たち…。彼らはコギャルやガングロ、プリクラや携帯電話といったファッションの火付け役でもあった。いつしか大人になった彼らは、「自分に合わない仕事ならしたくない」「自分に向いた仕事がわからない」など、ぼんやりと曖昧に豊かな社会ならではの自由を甘受し、“フリーター世代”を形成した。路上での食べ歩き、コンビニ文明、活字離れなどなど、迷走する現代の若者たちを目のあたりにして、“自分を探すな、仕事を探せ。”筆者はそう訴える。
(「BOOK」データベースより)
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