専修大学人間科学部の宣伝本ではあるが、捨て置くにはもったいない内容だ。
香山と上野の基調講演はそれなりにおもしろいし、シンポジウムでの大庭健と上野との掛け合いも興味深い。
目次
第1章 生きるのがしんどい、と言う若者たち(香山リカ)
生存を維持するということ
傷つきやすい若者のこころ ほか
第2章 ネオリベ改革がもたらしたもの(上野千鶴子)
心理学と社会学の違い
心と社会の変化のシンクロ ほか
第3章 シンポジウム 生きづらさのゆくえ
無条件の存在承認
豊かさゆえの生きづらさ ほか
第4章 座談会 私たちの生きづらさ
つながりにおける依存と恐怖
距離感という問題 ほか
第5章 生きづらさを超えて(嶋根克己)
「生きづらさのゆくえ」から
「生きづらさ」について考えることが生きづらい ほか
心理と社会の双の視座から日本人の「生き心地」を学者・論客、現役大学生らがいま、熱く両断する。
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