西の明石、東の流山。
明石市が、泉房穂(元)市長主導で住民福祉の著しい向上をはかったのに対し、流山市は、市長が「送迎保育ステーション」の設置をはじめとした斬新な子育て支援を行ったうえで、流入してきた、新規来住者の市政参画と起業とによって、存分に民間活力を生かしたまちづくりを行ってきた。
また、流山は、明石と異なり、膨大な東京都市圏人口を擁するがゆえに、住民福祉の向上と並行して民間企業の大規模な投資と開発が可能となった希有な都市といえる。地方都市は、やはり、明石をモデルとすべきであろう。
「母になるなら、流山市。」のキャッチコピーで、6年連続人口増加率全国トップ―。かつては数多ある東京のベッドタウンの一つにすぎなかった千葉県流山市がいま、脚光を浴びている。「子育て中の共働き世代」に的を絞った政策をはじめ、人材活用、産業振興、都市計画、環境保全まで、あらゆるテーマを同時並行で推し進める。流山市在住30年、気鋭の経済ジャーナリストが、徹底取材でその魅力と秘密に迫る。
目次
第1章 保育の楽園が生んだ奇跡
第2章 ヒューストンから来た市長 井崎義治物語
第3章 市議になるなら流山 近藤みほ
第4章 「母になるなら、流山市。」流山市改造計画
第5章 「千葉のニコタマ」はこうして出来上がった
第6章 起業するなら流山 和菓子店の女主人は31歳
第7章 流山は1日にしてならず 角栄の口説いた男・秋元大吉郎
第8章 野菜買うなら流山 有機農法の鉄人・小野内裕治
第9章 天才サッカー少年が球団社長になる 流山FC・安芸銀治
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